無楽斎の極小右記

日々の雑感や読んだ本のこと、また西荻窪 をメインとした杉並区とその周辺の街歩き情報を中心にアップします。

タグ:L’ALBAホールディングス

投資詐欺ウオッチャーから見て、常識的に考えれば投資詐欺であるように思われる「フューチャーズプラン」。ようやく新聞記事に。

http://www.asahi.com/national/update/0101/SEB201212310040.html

この組織には途中まで全く注目していなかったが、あることが原因で俄然注目することになった。

http://ameblo.jp/ifc-will/entry-10867153134.html

「4月19日にフューチャーズプランとIAグローバルの株式交換が行われて、フューチャーズプランにお金を出した人に、IAグローバルの株券を分配するような話があったようなのですが、その後どうなったのでしょうか?」

とある。以前の記事で取り上げたように

http://murakusai.doorblog.jp/archives/21719725.html

バルチックカレー詐欺と構図が同じなのだ。
恐らく同一の組織ではないかと考えられる。
共通点は他にもある。

http://polestar.0510.main.jp/?eid=875390


そう。やはり例の「L’ALBAホールディングス」とも人脈が共通しているのである。
実に怪しい。今後いろいろなところに情報提供するとしよう。



(前回の記事の続き)


そもそも何故私はこの「(株)L’ALBAホールディングス(4798)」という企業に関心を持ったのか。
それは平成24年6月に提出された有価証券届出書にある企業の名前が掲載されていたからなのだが、
それを語る前に、投資詐欺に興味がある私が、そもそも何故投資詐欺などについて興味を持つことになったか、まずそれを説明しよう。
実は、私の知人の親が「バルチックカレー」を舞台にした複数の投資詐欺に騙されたということで相談を受けたことから始まっている。



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この企業(というより、犯罪組織)は、いくつもの詐欺案件に関与しているようなのだ。

例えば、被害者から“石ころ詐欺”と呼ばれている案件はこちら。


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このスキーム図では“D社”となっているものだ。


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他にも、警視庁からの家宅捜索を受ける要因となったのが重油詐欺。
こんなナンセンスな数字を提示されても信じ込んでしまう馬鹿がいるのも驚きではあるが、もちろん騙した方が悪いことは言うまでもない。


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で、このバルチックシステムという会社、和洋中合衆国という会社名義で、千代田区永田町2ー9ー6十全ビル 406号室というところに入居していたんだけど、数年前に新宿の賃貸マンションに移転した。
私も移転した(新宿で借りている)ことを確かめてはいたのだが、調査する中で、実は名義を変えて十全ビルにもそのまま残っていたことが、あることが理由で判明したのだ。
変更した名義というのが、「総合商社あすら」。この企業こそ、ラルバ社の有価証券届出書に記載されていた企業なのだ。

今では新橋に移転しているのだが、

http://athlert.com/company.html

過去に十全ビルにいたことは今でも確認できる。

http://ja-jp.facebook.com/pages/総合商社あすら株式会社/140578182716890?sk=info

去年の5月ごろに、移転先の新橋に散歩。総合商社あすらの他に、L’ALBAホールディングスの大株主である「ストラテジック・パートナーズ投資事業有限責任組合」の名前や、「株式会社ブルーモーメント」という会社も見うけられる。




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ちなみにブルーモーメントのサイトはこちら

http://cemcma.com/

サイトは何故か(笑)閉鎖済。競馬関係の詐欺であったようだ。


新橋を最近再訪する機会があったんだけど、内容に変化が。

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アマナステクノホールディングスジャパンの名前が。
バルチック被害者はよく知っている名前であると思う。
被害者にお詫びとして、アマナステクノホールディングスの株式を配布するなどと称していたらしい。上記のスキーム図では一番上にNASDAQ上場と詐称しているのがこの会社だ。
(こんな馬鹿げた話を信じ込んでしまうのも被害者のダメなところなんだけど、その後も、IAグローバルなる会社の株式を配布するなどと加害者側が称していて、今でもそんな滑稽なスキームを信じ込んでしまう人がいるようだ。)

IAグローバルと言えば、IAインターナショナルなる企業も、十全ビルに以前入居していたとHPにはあったのだが、最近は住所変更して、十全ビルにいたという痕跡がweb上では見つからない。

http://iainternational.jp/company.html

ここにも行って見ました。



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あれ?総合商社あすらの名前が(笑)。

総合商社あすらのサイト

http://athlert.com/index.html

に、
「2012.04.09 BETTER WILL JAPAN株式会社 販売代理店になりました。」とある。
このBETTER WILL JAPAN株式会社のサイトはこちら

http://bwjapan.jp/gaiyo.html

同じ柳ビルなんだけど、販売代理店(取引先)と、自社の分室とが同居しているという滑稽さ。

他にも笑えるところがある。

あすらのサイトに掲載されている株式会社MISORAも当然訪問。



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同居している事実上の同一組織アイビー・アセットマネジメントは、実在している運用会社と同じ名前を称しているがもちろん別組織の投資詐欺。


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サンハーベストや

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新日本経済投資顧問といった、金融庁に登録を取り消された詐欺企業が「何故か」同じビル内に同居。


こちらのFIPパートナーズは、まだ詐欺の準備中と言ったところか。

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http://fip-partners.net/

このサイトを見て詐欺だとわからない人は要注意。
結構まずいかも。

そうそう、忘れるところであった。
バルチック社の吉野等は、一時期アマナステクノホールディングスの株式を配布するとしばらくの間言っていたが、その後その株式にほとんど価値がないことが判明すると、今度はIA globalの株式を配布すると称していたが(いるが?)、そのIA global社は社名を変更したようだ。

http://finance.yahoo.com/q?s=IAGI

Asura Development Groupに(笑)。この会社の株式を配布すると被害者に対して伝えている別の投資詐欺組織が少なくとももう一つあると聞いている。
この会社の元?大株主I氏(日本人)があまり評判がよろしくないとも聞いている。って、当初のラルバ社の話から脱線してしまいましたね。

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。


唐突だが(株)L’ALBAホールディングス(4798)という会社がある。
そもそもこの会社に注目したのにはある経緯があったのだが、それは次回の記事にて述べることにしよう。

この会社に興味を持った結果、着目したのは、昨年10月5日付プレスリリース「業務提携の検討に向けた基本合意書の締結に関するお知らせ」。内容を見てみよう。

http://www.lalba.co.jp/ir/pdf/release/20121005.pdf

提携先は
株式会社キャリアアセスメントラボ
http://www.ccal.co.jp/company/index.html

と、株式会社クリニカル
http://www.ccal.co.jp/clinical/index.html

両社は、キャリア社のHP上では関連会社となっているが、プレスリリースでは「(業務を)提携する」となっている。どっちが本当なんだろう。言葉の綾では済まないような気もするが…。

取り敢えずそれは置いといて、両社の設立年月日は2012年10月1日。プレスリリースのたった5日前の設立なんだけど、これだけの短期間のうちにどうやってラルバ社はこの業務提携先を見つけ、その保有する技術なり特許なりを評価できるんだろう。不思議ですなぁ。

どうやら、キャリア社には、パテント・トロールをやっている人がいるようなことが、ここの記載で伺えますね。

http://www.ccal.co.jp/ipr/index.html

余談だが、ラルバ社のようなペニーストック企業に反社会的組織関係者がしばしば潜り込んでいることは、金融当局も把握していて、講演会などで注意を呼びかけている。
事業提携を称して、会社の資産を社外に流出させることも多いので、株主は注意すべきだろう。

一応会社訪問。

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キャリア社とクリニカル社は郵便受けを共有。

提携会社ではないし、関連会社というのもちょっと違う。事実上の同一組織だろう。
見た目が投資詐欺企業の郵便受けによくある形式で笑える。社名が手書き。メインであると思われる会社は、提携のプレスリリースや、両社のHPに何故か一切現れていないシラーズパートナーズ社。

http://shiraz.vpweb.jp/default.html

会社概要には、電話番号や住所など何も記載がない。

モバイルサイトには住所のみ記載。会社として事業をやる気あるのだろうか。

http://m.shiraz.vpweb.jp/

実はラルバ社にはもっと怪しげな連中が色々関与しているようなのだが、この続きは次回の記事にて。

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