無楽斎の極小右記

日々の雑感や読んだ本のこと、また西荻窪 をメインとした杉並区とその周辺の街歩き情報を中心にアップします。

タグ:2ちゃんねる馬鹿

あるブログに、自民党のばら撒き政策を批判して、お笑い経済政策だと評したら、何故か人殺し呼ばわりされてしまった。
例によって、2ちゃんねる馬鹿や安倍晋三、三橋なんとかやらを批判したから、こいつらの信者が腹を立てたんだろう。それにしても、公共事業へのばら撒きを防ぐべきと主張する人に対して「人殺し」とは、何か笑いが止まらない。語るに落ちるっていうんでしょうか?人としてのクオリティ、品性が低いのが分かって信者さんたちのレベルが推定できるのは有難い限り。

やはり(予想通り)ガッカリな自民党•石破氏の発言

http://news.infoseek.co.jp/article/asahi_TKY201211100595

全文引用しよう。

『石破氏、TPP争点化を批判 「世論は収斂しない」- 朝日新聞デジタル(2012年11月10日20時01分)
 自民党の石破茂幹事長は10日、野田佳彦首相が環太平洋経済連携協定(TPP)推進を争点化する考えを示したことについて「首相には何をどのようにして守るのか説明する義務がある。それなくして国内で二分された世論はなかなか収斂(しゅうれん)しない」と批判した。
 石破氏は自民党の姿勢については「聖域なき例外なき関税撤廃には反対だ」と改めて説明した。名古屋市内で記者団に語った。』

私も実は正確にはTPPに賛成ではない。それは関税撤廃に反対しているからではない。「聖域なき関税撤廃」を主張しているからである。TPPでは不徹底なのである。
私のこういう意見、極論だと思われそうだけど、別に特殊な意見ではない。恐らく経済学の専門家(マル経は除く)のかなりの人には賛同を得られる意見であると思う。
日本でも関税撤廃に反対しているのは、マル経の皆様方以外には、中野剛志など、経済学の専門家ではない論者や、自称経済評論家で2ちゃんねる馬鹿に支持されているらしい三橋某ぐらいであろう。

本来、自由主義経済を誰よりも主張しなければならない自民党の国会議員が、民主党政権の総理大臣にTPP参加を主張されて、(条件反射的に?)反対してしまうってのは情けない限り。関税撤廃が徹底されていないTPPにすら反対って(失笑)。
安倍晋三なら、まぁどうせ馬鹿だから仕方がないんだけど、ある程度は見識があると思っていた石破氏ですらそうなんだから、困ったものだ。
当然頭にあるのは農業従事者なんだろうね。今や、農業からの生産高よりも、農業への補助金が上回る状態、すなわち、日本では農業を全てやめてしまったほうが儲かってしまうという、まさに異常な状況にあるのが農政の現状だ。それは自民党政権時代から続けられてきたドーピング政策、農業関係者からの票欲しさに由来する愚政の象徴である。
こういう国家へのいわば「寄生虫」への補助金政策によって、日本の税金が数百~数千兆円も無駄になっているのである。

もしどうしても農業のためにTPPに参加しないというのであれば、その代わりに農業関係への補助金をゼロにしていただきたいものだ。或いは、基本的に自由貿易の中戦っている産業に従事しているサラリーマンに、農業従事者以上の補助金をお願いしたい。(国家予算は破綻するだろうけれど。)

(脱線すれば、片山さつきらの「生活保護費の無駄遣い批判」って何を馬鹿言ってるんだってことだ。自分たちがバラ撒いてきた金額からすれば生活保護費用なんて可愛らしいもんだ。)

昨晩(厳密には今日)、午前1:40に目が覚め、それから2時間近く眠れず、しかも4:30に隣の部屋の目覚まし時計の音が聞こえて目覚めるということがあって、結構酷い朝を迎えた。まずあの馬鹿の記事を書いていなかったと勘違いし、早く書かなければと考えたんだけど、実際には酔っ払いつつ書いていたのだった。

以前の記事では週刊文春でのコメントについてこう指摘した。

『三橋はこう言う。日本国内には、韓国への経済制裁に反対する人がいるが、「ジェトロによれば、日本の対韓国貿易黒字は、GDP全体の0.45%にすぎません。日本経済全体から見れば、別に韓国は重要な存在ではないのです。」(原文ママ)のだそうである。何故『対韓国貿易黒字』を問題にするのか理解できない。ただの黒字ではない。『貿易黒字』なのだ。こいつ、真性バカではなかろうか』

実は、たまに読んでいるブログに、三橋を徹底的に批判するものがあったのだ。

http://blog.livedoor.jp/nnnhhhkkk/archives/65664353.html

三橋の著書にはこういう寝言があるそうだ。

『日本を豊かにしているのは、もはや貿易ではない。所得収支なのだ。そして所得収支の黒字が続く限り、対外純資産はますます積み上がり、所得収支もさらに増えていくのだ。乱暴に言ってしまえば、輸出がゼロになっても、資源など、どうしても輸入しなければならないモノの合計が、所得収支の黒字を超えない限り構わない。』
馬鹿なりに一貫性はあるのね。

三橋の著書の読者って自分の頭で考えることがないんだろうか。三橋の著書を評価するコメントを読んでいると、「わかりやすく解説している」ことを理由として挙げているものが多いんだけど、そもそも難しいものを簡単に解説し、単純化した解決方法を示していることに対して疑問を感じることはないのだろうか。

今後基本的には面倒なので三橋については言及しない。このサイトにはまとまった批判が記載されているので、興味のある方にはお薦めである。
http://blog.livedoor.jp/nnnhhhkkk/archives/cat_60245821.html

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