無楽斎の極小右記

日々の雑感や読んだ本のこと、また西荻窪 をメインとした杉並区とその周辺の街歩き情報を中心にアップします。

タグ:読書

今読んでいるのは、「日本の国境問題」「足利義満」「死因百科」「オウム真理教の精神史」。
「日本の国境問題」は、日本の領土問題をヒステリックにではなく考える上で、「日本の領土問題 北方四島、竹島、尖閣諸島」と共に必読の書であろう。
「足利義満」は中公新書らしい堅実な本で、安心して読める。
「死因百科」は軽い読み物ですな。新幹線の移動中にでも読むと良いだろう。残念ながら、著者はアメリカ人なので、統計情報がアメリカのものしか記載されていない。
「オウム真理教の精神史」は早く読まなければ…。実はもう一冊「河原ノ者・非人・秀吉」も未読だし…。
…と色々並行して読んでいるので、若干混乱気味。時間が足りない。

週刊 歴史のミステリー 第2号(デアゴスティーニ•ジャパン)

    こういう分冊本(と言えばいいのだろうか)の読者ってどんな人なのだろう?
出版社としては、どういう人たちを読者として想定しているのだろう?さっぱり分からない。

    出版物としては、勝手に想像してしまうが、よく文庫本としてマイナー出版社を中心に出版されている雑学本(○○研究会編となっていたりするが、特にそのジャンルに詳しいわけでもない、実質的には無名のライターさんが執筆しているもの)に、写真やイラストを加えて見栄えを良くし、お値段も数十倍にしたもの、という位置付けで良いのかな?

    内容としては、甘酒を十分の一以上の水で割ったような薄さで、特に読みたくなるようなものではない。
   本号では、徳川家康の晩年は影武者だった!?などという、珍説(出所すら書いていない)を紹介してしている。論外。
シリーズ名を「週刊ムー」に変更しては如何であろうか?

「なぜ科学を語ってすれ違うのか」 (ジェームス・ロバート・ブラウン)

本書は、いわゆる“ソーカル事件”を足掛かりとして、科学論について書かれたものなんだけれども、取り上げられている科学哲学者についての知識が自分には不足していて、途中まで読んだところで挫折。飛ばし読みをした結果、全体の七割程度しか読んでいない。

内容は非常に興味深いだけに、一度他の科学哲学者の本を予習してから再読しようかと思うのだが、果たしていつになることやら。



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    私が読むジャンルは、基本的には小説以外全部なんだけれども、いつもその時々で興味のある分野について集中的に読むことが多い。

    普段は月に単行本を2~3冊ほど購入。文庫本も何冊か購入することが多い。本を買う決め手は、何度も再読するに耐えるものかどうか、ですね。どうでもいい本はもちろん買わないし、新書は、重要だと思うものについては買うこともあるけれども、基本的には立ち読みで済ませてしまう。新書は絶版も少ないし。

    図書館はもっと利用すべきだと最近になって強く思う。東京在住者として利用環境は恵まれているので、利用しない手は無い。

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