無楽斎の極小右記

日々の雑感や読んだ本のこと、また西荻窪 をメインとした杉並区とその周辺の街歩き情報を中心にアップします。

タグ:中国

今日は手抜きのブログである。
題して、週刊文春の食品に関する記事がトンデモ過ぎて恐ろしい件。(表題とはちょっと違いますな)
食のプロはみんな知っているところだけど。

http://www.foocom.net/column/editor/8863/

http://www.foocom.net/column/editor/8925/

http://www.foocom.net/column/editor/8959/


上記のように、科学的な視点からの分析が皆無である週刊文春の中国猛毒キャンペーンを絶賛したのが、自称コラムニストの勝谷誠彦センセ。彼には何の専門分野も無いのだけど、様々なジャンルに首を突っ込んでは的外れな批判をし、専門家から常にバカにされていることに今だ気づいていないのが滑稽というか哀れというか。

繰り返すけど、日本に輸入されている中国の食品に懸念を有する食品のプロは殆どいない。検査ではねられるのも、中国産食品より米国産食品の方が比率は高かったりしているのである。


文春がそんなに日本に中国産の猛毒食品が輸入されているというのなら、実際にどこの商品の何にどういった毒が含まれているのか示さなけりゃいかんだろう。(毒が入ってきているんだったらそれを食べた消費者にどういう悪影響が発生しているとかの事実もね。)それすら何一つとして出来ていない現状は、単に風説を流布している詐欺師と同レベルだと思われても仕方ないよね。
まさに詐欺師レベルのウンコ記事である。ついでに勝谷誠彦センセもウンコだろうよ。


私のブログでは、しばしば週刊文春や週刊新潮の記事を槍玉にあげる。この2誌ばかり取り上げる理由は特にない。たまたま手にとることが多いといったところだろうか。

ということで、今回は趣向を変えて、週刊現代を遡上にあげることにしよう。

タイトルは
“日本の三大メガバンクが「中国」に乗っ取られた”というもの(失笑)

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今回は、面倒なので三菱UFJフィナンシャルグループを事例にしておこう。

エディネットで三菱UFJフィナンシャルグループの四半期報告書を確認すると、大株主の第三位に入ってくるのが、下の画像にあるように、
「バンク オブ ニューヨーク……」である。



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本誌(週刊現代)ではこの口座は「中国投資有限責任公司」のアカウントだと断言しているけれども、もちろん確たる証拠があるわけではなく、単なる推測であるが、まぁよろしい。



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ちなみに、本誌では「三菱東京UFJフィナンシャル・グループ」とあるが、正しくは「三菱UFJフィナンシャル・グループ」。
こういうミス、プロならまずしないので、この記事はシロウトが執筆しているっぽいのだけど、これまた、まぁよろしい。


この大株主が、本誌の言うとおり、中国投資有限責任公司であると仮定しよう。
本文では、中国政府の狙いは何か?として説明して?いる。簡単に書けば、中国政府が設置した経済特区にメガバンクが進出するからとあるが、これでは、中国投資有限責任公司が三大メガバンクの株式を所有する理由にちっともなっておらず、意味不明である。

例えば亀山にシャープの工場を誘致するために亀山市がシャープの株式を購入するだろうか?
繰り返すが、意味不明である。


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