無楽斎の極小右記

日々の雑感や読んだ本のこと、また西荻窪 をメインとした杉並区とその周辺の街歩き情報を中心にアップします。

タグ:三橋貴明

買わなかった本

「ネット右翼の逆襲--「嫌韓」思想と新保守論」

最近、ネトウヨが保守を自称するという異常な状況に対して、悲しいことに保守が異議を申し立てない状況が続いているとつくづく感じる。もはや真っ当な保守すら絶滅してしまったのだろうか。

まぁいい。
たまたま見かけた「ネット右翼の逆襲--「嫌韓」思想と新保守論」を立ち読みでちょっと読んでみて絶句した。
ネトウヨである著者のサイトの読者相手のアンケート(笑)でもって、何か公正な調査を行っているつもりになっている著者の頭の悪さが哀れだ。小学生の夏休みの自由研究レベルですな、これでは。
大学卒業後まともな職に就いていない著者と、詳細なプロフィールを公開できない三橋貴明、いかにもネトウヨの定義に相応しいお二人の対談が掲載されているのも笑える。

新カテゴリー、自称◯◯な人たち。
初回は、自称哲学者•適菜収や、自称経済評論家•三橋貴明、自称真っ当な日本人•勝谷誠彦などを取り上げるべきなのかもしれないが、
意表を突いて、無名な人物を取り上げよう。

無名でなおかつここで名前は明らかにしない。本当にただの一般人だからだ。仮にA氏としておこう。
A氏の過去の履歴はよくわからない。学歴は、ブログに書いている文章のクオリティを見る限り、
高卒あるいは専門学校卒かと推測するけれども、偏差値の低い大卒かもしれない。
職歴も不明。正社員になったことがあるかどうかもわからないが、
ここ10年位は、派遣社員だったようだ。

さて、このA氏、最近になって自分の会社を立ち上げたのだ。それはもちろんいっこうにかまわない。
ただその企業というのは、経営コンサルタント企業なのだ。
繰り返す。フリーター氏が経営コンサルタントを起業したのである。

彼は経営コンサル企業への勤務経験はないし、実際のところコンサルタントに特に役には立たない資格である中小企業診断士の資格すらあるわけでもない。直近はフリーターなのだから当然だけど。
特色といえば、自己啓発本を読むのが好き、川島和正、与沢翼、クリス岡崎等まともな経営コンサルタント、いやまともな社会人は相手にしないようないかがわしい人物のブログをご愛読、スピリチュアルも大好きなのだというところか。
恐るべきシロウト目線で、目に付いた企業に勝手にアドバイスをするという活動を始めているようだ。恐ろしいことに、アドバイスの裏付けとなる根拠が何もないし、その意見を受け入れればどういうメリットが得られるとかその他まともな助言が何ひとつ出来ない、コドモのままごとのような行為を堂々とブログにアップしている。
恐ろしい。痛すぎてツッコミ場所が多すぎる。

昨晩(厳密には今日)、午前1:40に目が覚め、それから2時間近く眠れず、しかも4:30に隣の部屋の目覚まし時計の音が聞こえて目覚めるということがあって、結構酷い朝を迎えた。まずあの馬鹿の記事を書いていなかったと勘違いし、早く書かなければと考えたんだけど、実際には酔っ払いつつ書いていたのだった。

以前の記事では週刊文春でのコメントについてこう指摘した。

『三橋はこう言う。日本国内には、韓国への経済制裁に反対する人がいるが、「ジェトロによれば、日本の対韓国貿易黒字は、GDP全体の0.45%にすぎません。日本経済全体から見れば、別に韓国は重要な存在ではないのです。」(原文ママ)のだそうである。何故『対韓国貿易黒字』を問題にするのか理解できない。ただの黒字ではない。『貿易黒字』なのだ。こいつ、真性バカではなかろうか』

実は、たまに読んでいるブログに、三橋を徹底的に批判するものがあったのだ。

http://blog.livedoor.jp/nnnhhhkkk/archives/65664353.html

三橋の著書にはこういう寝言があるそうだ。

『日本を豊かにしているのは、もはや貿易ではない。所得収支なのだ。そして所得収支の黒字が続く限り、対外純資産はますます積み上がり、所得収支もさらに増えていくのだ。乱暴に言ってしまえば、輸出がゼロになっても、資源など、どうしても輸入しなければならないモノの合計が、所得収支の黒字を超えない限り構わない。』
馬鹿なりに一貫性はあるのね。

三橋の著書の読者って自分の頭で考えることがないんだろうか。三橋の著書を評価するコメントを読んでいると、「わかりやすく解説している」ことを理由として挙げているものが多いんだけど、そもそも難しいものを簡単に解説し、単純化した解決方法を示していることに対して疑問を感じることはないのだろうか。

今後基本的には面倒なので三橋については言及しない。このサイトにはまとまった批判が記載されているので、興味のある方にはお薦めである。
http://blog.livedoor.jp/nnnhhhkkk/archives/cat_60245821.html

職歴の怪しい、 2ちゃんねらーご出身(笑)の自称経済評論家三橋貴明の滑稽な言説に一々コメントするのは馬鹿馬鹿しいんだけど、試しにAmazonで三橋の著書を高く評価している人物が他に読んでいる著書を確認したら…。

マジですか(笑)。
何とも滑稽。失礼ながら、三橋の読者、普段は2ちゃんねるの書き込みばかり見ていて、まともな本を読んだことがないのだろう。馬鹿じゃなかろうか、いや、真性馬鹿だと断言する。

    例によって声の大きな珍右翼を中心として、集団ヒステリーを起こしているようだ。
    馬鹿馬鹿しい。韓国大統領の行為は非常に愚かだが、それに対して愚かな対応をするとはナンセンス。愚の極みである。バカと同一のレベルで騒ぎ立てるのは滑稽である。

   とりあえず国際司法裁判所に提訴するのは良しとしよう。余りデメリットはなさそうだし。(竹島の場合、実効支配されているわけで、解決には時間がかかりそうだし、文字通り実効性のある対応なんてありはしないのだ。)

しかし、日韓の通貨スワップ協定の破棄になると、少々話が違ってくる。
    仮に破棄した状態で韓国が経済危機に陥ったとしよう。
そうなれば、日本にも悪影響が少なからず発生するのだ。よく知られているように(珍右翼はご存知ないかも)、日経平均と為替の円ウォン相場との間には相関性がかなり高く、約0.95だと言われている。すなわち、韓国の経済危機によってウォン相場が暴落すれば、日経平均も暴落する可能性が非常に高いのだ(他のブログを見るとバカはそう思っていないようなんだけど、バカだからしょうがないか。)。当たり前だよね、両国の貿易量を考えれば。

    それだけではない。
    先週発売の週刊文春では、2ちゃんねるご出身の自称経済評論家三橋貴明が滑稽な御意見を御開陳なさっている。
曰く「経済制裁を発動しろ」と。
    自由経済国家である韓国に「経済制裁」とは何ともお笑いの発想だがまあ良いとしよう。三橋の意見はいつもそうだ。

    三橋はこう言う。日本国内には、韓国への経済制裁に反対する人がいるが、「ジェトロによれば、日本の対韓国貿易黒字は、GDP全体の0.45%にすぎません。日本経済全体から見れば、別に韓国は重要な存在ではないのです。」(原文ママ)のだそうである。何故『対韓国貿易黒字』を問題にするのか理解できない。ただの黒字ではない。『貿易黒字』なのだ。こいつ、真性バカではなかろうか。こんな奴を参院選の候補者に擁立する政党って…。まぁいい。
    所詮2ちゃんねるクオリティーの経歴が怪しい自称経済評論家相手に何を言っても寝耳に水かもしれない。
    同じジェトロから別の数字を引っ張ってきてみよう。
2011年、日本から韓国への輸出は、シェア8%で第3位、金額で5兆2691億円。因みに、1位は中国でシェア19.7%、2位はアメリカで15.3%である。重要な存在ではない、はずが無いよね。
政治家やら自称経済評論家やらは、別に日本経済が落ち込んでも自分たちは責任を感じないだろうし、自分の支持者が増えればそれでいいのだろう。しかし、例えば大企業の経営者は、何十万単位の社員の生活に責任があるのだ。こう言う馬鹿なことを言う連中には、必ず「言ったことへの責任」をとってもらう必要があるだろう。
    それにしても、こんな馬鹿げた主張を掲載する週刊文春って、相当クオリティーが低いですね。新聞社と違って経済部が無いだけに、経済音痴ばかりなのだろうけど、ちょっと酷すぎる。

このページのトップヘ