無楽斎の極小右記

日々の雑感や読んだ本のこと、また西荻窪 をメインとした杉並区とその周辺の街歩き情報を中心にアップします。

カテゴリ: 投資詐欺

表題の通りである。
アロハコインなるものとそれを広めている企業(法人登記されていない架空企業だけど)のヨイショ記事を掲載している三流情報誌「エルネオス」を、書店で立ち読みしてすぐに投資詐欺だと理解できたほどショボくてわかりやすい投資詐欺である。
もうすでに販売者が逃亡し始めているようなので、被害者は酷い目にあうことは間違いない。
販売会社と称する会社?は何社かあるようだけど、法人登記している会社は、証拠が残ることを恐れてだろうけど今のところ無い。
御愁傷様である。
ちなみに、このエルネオスで取り上げられていた「ゴールドオーシャンエンタープライズ社」、ネットで検索すると、このエルネオスの記事しか表示されないほどのアレ。
また、「aloha coin」で検索すると、大半はコインランドリーのページが表示されるというのもアレである。

マキノ出版「特選街」が広告を掲載した投資詐欺「アゼルバイジャン国際銀行」が入居しているはずの雑居ビルに行ってみた。
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どこにも銀行らしいものはないが、303号室の株式会社サポートコールのバーチャルオフィスを利用しているのかもしれない。バーチャルオフィスの金融機関って(笑)。

そうそう、何故ア社が投資詐欺だと断定出来るかって?
金融庁(正確には、財務局)に未登録だから。
金融庁のサイトで簡単に確認出来ますね。

http://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyo.html

銀行のところを見てください。アゼルバイジャン国際銀行なんてないよね。

あぁ、パソコンが無くても、あの広告を見れば直ぐに分かります。登録番号の記載が無いので(未登録ですからね)。手元にある新聞や雑誌で確認して頂ければわかるでしょうけど、金融機関の広告には必ず書いてあるでしょ?
実は法令で書くことが義務付けられているんです。

いずれにせよ、AIJのように、登録されているいわゆる金融商品取引業者でも投資詐欺だという可能性はあるけど、未登録で事務所が架空(バーチャルオフィス)の組織が投資詐欺でない可能性は全くあり得ない。

金融庁のサイトより。
無登録で金融商品取引業を行っているとして、金融庁(財務局)が警告書の発出を行った者の名称等。

http://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/mutouroku/01.pdf

(株)グランター 代表取締役 木戸 雄介
東京都港区新橋5-22-6 ル・ク ラシエルBLDG.2-3階
勧誘資料等を用いて、顧客から店頭テリハティフ取引等の投資判断を一任される契約の締結の媒介を行うとしていたもの。

こういう会社、一説には全国に数千あると言われていて別に驚くまでもないことではある。

この会社のサイトでは、何をやっているのか、よく分からない。

http://granter.co.jp/

最近の投資詐欺はコンサルタントを自称することが多いという事実はあるんだけど、普通の人は知らないよね、そんなこと。
でも、こちらを見ると胡散臭さが漂ってくる。

https://sites.google.com/site/granterjapan/

yahoo知恵袋にも相談があるので、
かなり手広く勧誘しているようだ。

で、私がふと見たのは会社概要。
株式会社グランターの事業内容
会社概要
社名 株式会社グランター Granter Co.Ltd.
所在地 東京都港区新橋5-22-6
ル・グラシエルBLDG2 3FA
代表者 木戸雄介
事業内容 ネット広告事業、資産運用サービスのアフィリエイト
設立 平成20年6月6日
HP http://www.granter.co.jp/

何か見覚えが。

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デブの関連するIAGホールディングスと同じビルでした。
ひょっとしてこれもバルチック案件なんだろうか。投資詐欺が同じビルに同居する確率はかなり低いと思うのだが。田舎ならともかく、いくらでもオフィスのある東京ですからね。

今のところサイゾーからの返答は無し。投資詐欺を推薦しているサイトも消去されず。
J-CASTニュースもそうだったんだけど、既存の大メディアを批判するネット系のメディアが、既存の大メディアよりもはるかにレベルが低いのは笑える。
これでは、大手メディアを批判しているのは単なる僻みだと思われても仕方がないだろう。
もしこの詐欺で被害者が出れば、サイゾー、当然苫米地英人センセも責任を取られることになるでしょう。こうやって、あらかじめ指摘されているのだから。

酷いの一言。

http://www.cyzo.com/2013/06/post_13700.html

金融商品取引業の届け出もない明らかな詐欺業者をお薦めするサイゾーのレベルには呆れるばかり。
とりあえず、メールを送信してみました。
返事がなければ、J-CASTニュースレベルだと考えざるを得ませんね。

以前、吉野の戯言をそのまま掲載した「政界往来」

http://seikaiourai.jp/1208/120824.htm

について取り上げたことがある。

http://murakusai.doorblog.jp/archives/23068274.html
(ここのオーナーはゴルフ会員権詐欺で逮捕されたという水野健氏。
リゾート会員権詐欺Do-luckを運営していたこともある吉野幸則とは共通点がある。)

その際、入居している筈の建物に「政界往来社」の名前がないことを指摘した。

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続きを読む

サイバーブレイン社についてヨイショしている、ネットワークビジネスという名のねずみ講を紹介する悪質なサイト

http://natsumi-san.seesaa.net/
(閲覧不可だと思っていたが、見れました。失礼)

「ネットワークビジネス(MLM)完全在宅で成功する唯一の方法とは??被害、苦情、口コミ評判を抑えて大成功!!」
に昨日ちょっと書き込みしたら、すぐにサイトが閲覧できなくなりました。(と思ったが、一時的に見れなかっただけで、
今は見れるようだ。ああ恥ずかしい。面倒なのでこのまま記事を書くことにします。)

書き込んだ内容はこちら。

http://web.archive.org/liveweb/http://natsumi-san.seesaa.net/article/309232140.html?reload=2013-05-13T22:40:55

ああ、こちらが直接のURL。

http://natsumi-san.seesaa.net/article/309232140.html#comment



相変わらず継続するJCASTニュースの投資詐欺広告掲載。

http://www.j-cast.com/2013/05/10174793.html

http://umakuru.com/ad48/ad.php
競馬予想サービスってほんとに使えるのか検証してみた 2013最新版

恐らくJCASTニュースって社員数は少ないだろうし、掲載する記事を見ているとネトウヨに迎合するようなものが多いので、
社員も頭が良くないのだろう。だから、この程度の投資詐欺の広告も掲載するのだ。
偉そうに他のメディアを批判するより前にしなければいけないことがあるはずだろう。

結局、JCASTニュースは、私の書き込みを記事に反映させなかったことはもちろん、私の問い合わせにメールで返答することもなくこっそりとサイトから問題企業のリンクを削除したようだ。

http://www.j-cast.com/2013/02/08164771.html?ly=cm&p=1

何も回答しないとは、ニュースサイト運営企業というより、一般企業の対応としても最低レベルだろう。

実は気づくかどうか試す為に前回あえて指摘しなかったが、同じ画面で表示されていた(現在も表示されている)もう一つの企業も当然詐欺なんですね。(住所が振り込め詐欺や投資詐欺でよく利用されるレンタルオフィスで実質誰も社員がいないとかツッコミどころがいっぱい。)

http://umakuru.com/ad48/ad.php

この程度のことすらわからないのに、他のマスコミをサイトで批判するとは片腹痛い。もはや滑稽ですな。


JCASTニュースをネタに取り上げよう。

http://www.j-cast.com/2013/02/08164771.html?ly=cm&p=1

『この記事のタイトルの上にリンクがあるので見ていただきたい。。
「先着120名限定 4年ぶりに会員募集を始めた究極の投資とは…」というもの。
これ、実は投資詐欺なのだ。
投資詐欺サイトへのリンクを広告として貼り付けているニュースサイトって前代未聞だろう。
JCASTニュースのクオリティーってこんなもんだろうか。』

という趣旨のコメントをこの記事に書き込んだのだが、未だに掲載されないのはもちろん、広告の削除も行われていない。
記事内で政治家のITリテラシーのなさを揶揄しているが、詐欺企業の広告を平気で掲載するJCASTニュースのリテラシーの低さも相当なものだ。

詐欺だと一番分かりやすい方法だと思うので、例として広告内のプランナーなる架空人物の経歴で確認してみよう。

http://pc.j-world-trade.jp/lp02/index.php?mcd=wj033

氏名 【田中 剛】
年齢 【43歳】
学歴 【一ツ橋大学】(何じゃこりゃ(笑))

■プロフィール
大学を卒業後、米国に1年半留学。
帰国後、株式企業(意味不明。証券会社ということか?証券会社という名称すら知らないらしい)に就職し、4年半営業マンとして個人投資家に対し、株、債券、投資信託、変額年金保険の販売。

(年齢が43歳で、大学卒業後計算上は6年後まで営業していたということだが、少なくとも当時証券会社(だよね)に変額年金保険の販売は認められていなかったことはご存知でないらしい。)

…こういう嘘のプロフィールを記載するのは、もちろん詐欺だからですね。
あっ、いうまでもなく競馬予想会社なんて当然すべて嘘。
こんなものを広告として掲載するJCASTニュースのコンプライアンス感覚、正直異常ですな。

追記しておきますが、4月30日午後8時30分過ぎにここのサイトのアドレスを示しつつ、投資詐欺の広告を掲載し続ける理由をJCASTニュースにメールで問い合わせました。果たしてどんな返事が来るのか、乞うご期待。

久々の大型詐欺事件のようだ。

朝日新聞デジタルより引用。
『資産運用会社「MRIインターナショナル」(本社・米ネバダ州)が、日本国内の顧客から預かった資産約1300億円を運用せず、財務局にもうその事業報告書を提出していた疑いがあることが25日、証券市場関係者の話でわかった。資金の大半が失われている可能性があるという。』
証券取引等監視委員会が今年3月4日に検査に入っているので、そこからのリークだろう。


早速サイトは閉鎖。

http://www.mars-toushi.com/

アーカイブはこちら。

http://web.archive.org/web/20120504014419/http://www.mars-toushi.com/

こちらもどうぞ。(そのうちに閉鎖されそう)

http://mars投資.com/corporate/

確実に詐欺だろう。
事件の詳細については分からない。
日経の記事によれば、集めたとされる金額も虚偽である可能性があるとのこと。
以前「ホンネの資産運用セミナー」で問題点が指摘されていたことでその存在には気がついていたのだが…。

とりあえず、ここの広告記事を掲載したメディアはパニックに陥るだろう。
安愚楽牧場の件といい、マネー雑誌などに掲載されている広告を信用しないことが重要。
詐欺に引っかからないためには、言っちゃ悪いが、聞いたことのない投資手法や名前すら聞いたことのない会社の商品には手を出さないことである。(聞いたことがあるからといって投資して良い訳ではないが。)
あのウォーレン・バフェットのような資産家でも、自分が徹底的に調査した企業の株式にしか投資しないのに、彼ほどの資産家でない我々がろくに調べもせずに投資先を選択するのはいかんでしょう。

以前、総合商社あすら関係を洗って行く中で、六本木の柳ビルにIAインターナショナルという会社を発見した。「IA」がついているので、具体的にどういうことをしているのかは分からないが、共犯者であろうと目星はつけていた。

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でわかったことがある。
まず、バルチックシステム詐欺関係の被害者と、以前にも言及したことのあるフューチャーズプラン詐欺関係の被害者には米国IAグローバル社の株式を株主やら投資組合員やらに配布すると説明されているという共通点がある。
それをサポートしていたのが、バルチック詐欺ではIAGトラストやIAグローバルジャパンという会社。

(ちなみに、デブの最近の肩書き(笑)はIAグローバルジャパンの執行役員でしたね(嘲笑))

http://seikaiourai.jp/1208/120824.htm


それに該当するのがフューチャーズプラン詐欺では、IAインターナショナルという会社だったらしいのだ。

以前にも指摘したように、バルチックシステムの後継企業である総合商社あすらの分室があって、なおかつあすらがサイトで紹介していたBETTER WILL JAPAN株式会社の本社の住所である六本木の柳ビルにこのIAインターナショナルが所在していたのだが、フューチャーズプランとは別のルートで探し当てたものである。結局、バルチック詐欺とフューチャーズプラン詐欺とは関係があるとしか言いようがないだろう。

でこのIAインターナショナルが以前入居していたのが、港区新橋5-22-6 ル・グラシエルBLDG.2 の6階

今はIAGホールディングスが入居している。

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詐欺師の事務所使い回しは、半端ではない。

(追記)

先週の金曜日3月8日にデブが起訴されたようだ。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013030800956

読者の方から投稿があったように

http://murakusai.doorblog.jp/archives/22804324.html

バルチックシステム(和洋中合衆国)の後継企業である総合商社あすらが逃亡したようだ。
上記にもコメントしたように、未だに活動している企業もあるので、まだまだ攻撃の手を緩めないつもりである。

あと、これに関連して、投資詐欺企業ではない或る企業について調査を始めているので、おいおい調査結果については公表して行くつもりだ。

ついにやって来たこの日、一昨日バルチックカレーの吉野容疑者が逮捕された。

昨日は、全国紙(東京新聞も含め)全部購入して記事を確認したが、時事通信の記事以上のものはなかった。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013012600052

私にとっての新情報は、
「吉野幸則容疑者(48)が、約15年前から130種類以上の投資ファンドを使い、少なくとも77億円の出資を集めていたことが26日、捜査関係者への取材で分かった。」という点。

これほど沢山の詐欺を立ち上げているとは正直想像していなかった。
まぁ確かに、バルチックカレーの実質的な後継会社「総合商社あすら」を調べて行く中で何社も(おそらくすべてが実態のない)企業の名前が出てきたので、これを15年続ければ、それだけの架空企業をスクラップ&ビルドできたのかもしれない。

さて、以前に言及した、IAグローバル社。

http://finance.yahoo.com/q?s=IAGI

社名を「アスラデベロップメント」に変更してすぐのこの騒ぎ。

http://www.asuradevelopment.com/

せっかく立ち上げたサイトも「工事中」。

私は、マネーロンダリングの対象として、いわゆる「箱企業」として利用しようと、I氏らがボロ企業を購入したのではないかと考えている。

ついにやって来たこの日、一昨日バルチックカレーの吉野容疑者が逮捕された。

昨日は、全国紙(東京新聞も含め)全部購入して記事を確認したが、時事通信の記事以上のものはなかった。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013012600052

私にとっての新情報は、
「吉野幸則容疑者(48)が、約15年前から130種類以上の投資ファンドを使い、少なくとも77億円の出資を集めていたことが26日、捜査関係者への取材で分かった。」という点。

これほど沢山の詐欺を立ち上げているとは正直想像していなかった。
まぁ確かに、バルチックカレーの実質的な後継会社「総合商社あすら」を調べて行く中で何社も(おそらくすべてが実態のない)企業の名前が出てきたので、これを15年続ければ、それだけの架空企業をスクラップ&ビルドできたのかもしれない。

さて、以前に言及した、IAグローバル社。

http://finance.yahoo.com/q?s=IAGI

社名を「アスラデベロップメント」に変更してすぐのこの騒ぎ。

http://www.asuradevelopment.com/

せっかく立ち上げたサイトも「工事中」。

私は、マネーロンダリングの対象として、いわゆる「箱企業」として利用しようと、I氏らがボロ企業を購入したのではないかと考えている。

投資詐欺ウオッチャーから見て、常識的に考えれば投資詐欺であるように思われる「フューチャーズプラン」。ようやく新聞記事に。

http://www.asahi.com/national/update/0101/SEB201212310040.html

この組織には途中まで全く注目していなかったが、あることが原因で俄然注目することになった。

http://ameblo.jp/ifc-will/entry-10867153134.html

「4月19日にフューチャーズプランとIAグローバルの株式交換が行われて、フューチャーズプランにお金を出した人に、IAグローバルの株券を分配するような話があったようなのですが、その後どうなったのでしょうか?」

とある。以前の記事で取り上げたように

http://murakusai.doorblog.jp/archives/21719725.html

バルチックカレー詐欺と構図が同じなのだ。
恐らく同一の組織ではないかと考えられる。
共通点は他にもある。

http://polestar.0510.main.jp/?eid=875390


そう。やはり例の「L’ALBAホールディングス」とも人脈が共通しているのである。
実に怪しい。今後いろいろなところに情報提供するとしよう。


しばらく前から、知人の親族がバルチックカレー詐欺の被害者である関係で、この詐欺について色々調べていることは先の記事にて前述したとおり。

この詐欺に特徴的なのは、被害者が何人かブログを立ち上げていて、被害者同士が意見を交わしているんだけど、それを読むとやはり被害者自身のリテラシーの無さが著しいことであろうか。
なんていうんだろうか、加害者側の言い分を垂れ流している人物が非常に多かった(過去形で書いたが、最近も減少してはいるようだが、未だにいるのだ。)ことだろう。当然その中には、投資者を装った加害者側の書き込みもあるのだろうと思うが、他の詐欺と比較してもかなり酷い。私が知人に紹介したこの件に詳しい弁護士によれば、業界でもかなり有名なIという弁理士も投資者なのだそうだが、何の知識もないのに思い込みだけは激しく、周囲に悪影響を与えているとのことだ。こういう人物が一人いるだけで、被害者の加害者側への訴訟活動が抑制されてしまうことになってしまうのだが、本人にはそういう自覚もない救い難い馬鹿であるようだ。

敢えて言えばこの弁理士のような人物、その真偽を分析する能力もないのに詐欺師側の言い分を垂れ流すような被害者の存在自体が、投資詐欺の二次被害を産んでいると言えよう。


(前回の記事の続き)


そもそも何故私はこの「(株)L’ALBAホールディングス(4798)」という企業に関心を持ったのか。
それは平成24年6月に提出された有価証券届出書にある企業の名前が掲載されていたからなのだが、
それを語る前に、投資詐欺に興味がある私が、そもそも何故投資詐欺などについて興味を持つことになったか、まずそれを説明しよう。
実は、私の知人の親が「バルチックカレー」を舞台にした複数の投資詐欺に騙されたということで相談を受けたことから始まっている。



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この企業(というより、犯罪組織)は、いくつもの詐欺案件に関与しているようなのだ。

例えば、被害者から“石ころ詐欺”と呼ばれている案件はこちら。


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このスキーム図では“D社”となっているものだ。


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他にも、警視庁からの家宅捜索を受ける要因となったのが重油詐欺。
こんなナンセンスな数字を提示されても信じ込んでしまう馬鹿がいるのも驚きではあるが、もちろん騙した方が悪いことは言うまでもない。


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で、このバルチックシステムという会社、和洋中合衆国という会社名義で、千代田区永田町2ー9ー6十全ビル 406号室というところに入居していたんだけど、数年前に新宿の賃貸マンションに移転した。
私も移転した(新宿で借りている)ことを確かめてはいたのだが、調査する中で、実は名義を変えて十全ビルにもそのまま残っていたことが、あることが理由で判明したのだ。
変更した名義というのが、「総合商社あすら」。この企業こそ、ラルバ社の有価証券届出書に記載されていた企業なのだ。

今では新橋に移転しているのだが、

http://athlert.com/company.html

過去に十全ビルにいたことは今でも確認できる。

http://ja-jp.facebook.com/pages/総合商社あすら株式会社/140578182716890?sk=info

去年の5月ごろに、移転先の新橋に散歩。総合商社あすらの他に、L’ALBAホールディングスの大株主である「ストラテジック・パートナーズ投資事業有限責任組合」の名前や、「株式会社ブルーモーメント」という会社も見うけられる。




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ちなみにブルーモーメントのサイトはこちら

http://cemcma.com/

サイトは何故か(笑)閉鎖済。競馬関係の詐欺であったようだ。


新橋を最近再訪する機会があったんだけど、内容に変化が。

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アマナステクノホールディングスジャパンの名前が。
バルチック被害者はよく知っている名前であると思う。
被害者にお詫びとして、アマナステクノホールディングスの株式を配布するなどと称していたらしい。上記のスキーム図では一番上にNASDAQ上場と詐称しているのがこの会社だ。
(こんな馬鹿げた話を信じ込んでしまうのも被害者のダメなところなんだけど、その後も、IAグローバルなる会社の株式を配布するなどと加害者側が称していて、今でもそんな滑稽なスキームを信じ込んでしまう人がいるようだ。)

IAグローバルと言えば、IAインターナショナルなる企業も、十全ビルに以前入居していたとHPにはあったのだが、最近は住所変更して、十全ビルにいたという痕跡がweb上では見つからない。

http://iainternational.jp/company.html

ここにも行って見ました。



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あれ?総合商社あすらの名前が(笑)。

総合商社あすらのサイト

http://athlert.com/index.html

に、
「2012.04.09 BETTER WILL JAPAN株式会社 販売代理店になりました。」とある。
このBETTER WILL JAPAN株式会社のサイトはこちら

http://bwjapan.jp/gaiyo.html

同じ柳ビルなんだけど、販売代理店(取引先)と、自社の分室とが同居しているという滑稽さ。

他にも笑えるところがある。

あすらのサイトに掲載されている株式会社MISORAも当然訪問。



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同居している事実上の同一組織アイビー・アセットマネジメントは、実在している運用会社と同じ名前を称しているがもちろん別組織の投資詐欺。


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サンハーベストや

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新日本経済投資顧問といった、金融庁に登録を取り消された詐欺企業が「何故か」同じビル内に同居。


こちらのFIPパートナーズは、まだ詐欺の準備中と言ったところか。

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http://fip-partners.net/

このサイトを見て詐欺だとわからない人は要注意。
結構まずいかも。

そうそう、忘れるところであった。
バルチック社の吉野等は、一時期アマナステクノホールディングスの株式を配布するとしばらくの間言っていたが、その後その株式にほとんど価値がないことが判明すると、今度はIA globalの株式を配布すると称していたが(いるが?)、そのIA global社は社名を変更したようだ。

http://finance.yahoo.com/q?s=IAGI

Asura Development Groupに(笑)。この会社の株式を配布すると被害者に対して伝えている別の投資詐欺組織が少なくとももう一つあると聞いている。
この会社の元?大株主I氏(日本人)があまり評判がよろしくないとも聞いている。って、当初のラルバ社の話から脱線してしまいましたね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121031-00000140-jij-soci

『未公開株取引で巨額の資産を失った長野県建設業厚生年金基金(長野市)が31日、理事会を開き、資産運用委託先のソシエテジェネラル信託銀行など3社(いずれも東京)に対し、近く損害賠償を請求する方針を決めた。金額は未定で、請求に応じなければ提訴も検討する。同基金の中川信幸理事長が記者会見で明らかにした。この他の2社は、ユナイテッド投信投資顧問、スタッツインベストメントマネジメント。同基金は3社を通じ、未公開株ファンドを運用するアール・ビーインベストメント・アンド・コンサルティングとナレッジキャピタルに約68億円を投資したが、約46億円が損失となった。同基金は、ナレッジ社への賠償請求も検討するが、アール社は責任者と連絡が取れないという。』
まぁ、以前にも予想したとおり、アール•ビー社は単なる投資詐欺、すなわち反社会的組織別なので、逃亡することは目に見えていたし、実際その通りだったようだ。
それはともかく、他の記事では、『長野県建設業厚年基金は長野県の建設業、約370社の社員が加入している。AIJ事件が表面化する前の今年1月時点で年金資産は175億円程度とされていた。その後、AIJ事件や今回の未公開株の損失で年金資産は半分以下に減った可能性が高い。基金の年金給付がただちに止まるわけではないが、財政悪化を理由にした加入企業の脱退は相次ぎそうだ。』とあるのだが、これは結局、これまた以前に指摘したように、厚生年金基金には「厚生年金基金令第39条の15第1項の規定 により、特定の運用方法に集中しない方法により年金給付等積立金を運 用するよう努めなければならないとされている」のであり、基金側は、3社に損害賠償する前に、自ら厚生年金基金令に反した運用を行ったことこそがそもそもの事件の発端であることを認識すべきだろうね。3社側に落ち度がないとは思わない(以前にその点については指摘したとおり)が、基金側が自らの落ち度を棚にあげているのは見苦しい。

監督官庁も、今後予想される真っ当な運用会社•投資顧問業者への理不尽な規制でお茶を濁すだけでなく、アール•ビー社のような投資詐欺的業者(真っ当な業者よりも数は多いし、多いことを金融庁も認識しているが、「何故だか」なかなか取り締まらない。認可制から登録制にしたことが、違法業者が跋扈するそもそもの原因で、すなわちお役所側の失政であると認めたくないのだろう。)を素早く摘発すべきである。先日のジー•スター証券も同様だけど、対応が遅すぎる。


ジー・スター証券株式会社に対する行政処分について

http://kantou.mof.go.jp/kinyuu/kinshotorihou/9709syobun241026.pdf

この会社、以前の社名はマスター証券株式会社、その前はすみれ証券と、まるで投資詐欺企業並みに社名を変更しているんだけど。そう。ここは、元議員にして詐欺師である柴野たいぞうのインチキファンドを販売した、悪意で投資者を騙している立派な?詐欺組織なのだ。
今調べたら、柴野は清水馨八郎、東中野修道などと同じく、学歴コンプレックスがあるらしく、平気でディプロマミルの学位を自慢気に示されていたようだ。所詮はインチキ、滑稽且つ哀れなんだけど、それは今回は関係ない。

こんなインチキ企業を今まで放置してきた自らの責任を、金融庁もそろそろ考えてはいかがか。すみれ時代に、この企業の悪質性は十分認識できたはずだ。投資顧問業者の善管注意義務違反を問う前に、監督官庁としての善管注意義務はどうなんですか?という話。

例によって、ここもホームページを閉鎖中。

http://www.gstar-sec.com/

業務改善命令として、「顧客取引を速やかに結了し、かつ顧客預託を受けた保証金等を遅滞なく返還すること。」とされている企業が、真っ当なら、ホームページを閉鎖するはずはありませんね。繰り返すが、十分に立派な投資詐欺企業だと断言しよう。

予想通りと言おうか、詐欺案件として長野県警がアール•ビー社に家宅捜索に入ったようですな。
今回の案件は比較的単純な詐欺なので大丈夫だとは思うが、金融関係の詐欺で少し複雑なものになると、専門家や、専門知識を持った捜査員のいない県警レベルの警察では中々操作できず、立件が難しいらしい。
私、そっち方面は結構詳しいんで、定年退職後にでも雇ってくれません(笑)?

日経新聞の記事では、

http://www.nikkei.com/article/DGXNASGC1200Z_S2A011C1EE8000/

 「金融庁は12日、顧客に虚偽の勧誘をするなど複数の金融商品取引法違反があったとして、ファンドの運用を手掛けていたサンハーベスト(東京)の金融商品取引業の登録を取り消すと発表した。同社の販売勧誘を手掛けていた新日本経済投資顧問(同)の投資助言に関する登録も取り消した。
 一連の法令違反は証券取引等監視委員会の検査で発覚した。サンハーベストはフィリピンの穀物事業に投資するとして、高齢者を中心に266人から約7億9千万円の出資金を集めた。監視委によると「元本は絶対保証」などと虚偽の説明があったほか、出資金の大半が特定の人物に渡るなど資金の管理が極めて不透明だった。資金がどれくらい残っているかは不明だという。」

ということである。

さて、関東財務局のホームページには以下のように行政処分が下されているのだが、何だか、隔靴掻痒の感がある。もっと突っ込んでよ!と言いたいところだけど、警察でも検察でもない関東財務局ではこの記載が限界なのだろう。
(『』内の文章は私がツッコミとして追記したものである。)

http://kantou.mof.go.jp/kinyuu/kinshotorihou/9679syobun241012.pdf

「1.サンハーベスト株式会社(以下「当社」という。)に対する検査の結果、以下の法令 違反等の事実が認められたことから、証券取引等監視委員会より行政処分を求める勧告 が行われた。(平成24年10月12日付)
○ 顧客に対し虚偽のことを告げる行為、自己の名義をもって他人に取得勧誘を行わせ ている状況及び著しく不当な行為を行っている状況

当社は、平成 23 年7月から検査基準日(同 24 年7月9日)現在までの間、自らを営 業者とし、フィリピンの穀物事業に出資する『と自称している』計6本の集団投資スキーム(以下、総称し て「本件ファンド」という。)の組成・運用及び販売・勧誘を行っている。

(1) 本件ファンドの契約の締結又はその勧誘に関して、顧客に対し虚偽のことを告げる行為

今回検査において、本店事務所内にある営業員の机中より、セールストークが記載 された勧誘メモ等が複数発見されたことから、その内容等を検証したところ、当社営 業員は、本件ファンド持分の取得勧誘において、本件ファンドに係る匿名組合契約書 によれば、配当及び元本は保証されないものとなっているにもかかわらず、「配当は毎 月必ずもらえる。」、「元本は絶対保証している。」などと、顧客に対し、虚偽のことを 告げていたものと認められる。

(2) 自己の名義をもって、他人に本件ファンド持分の取得勧誘を行わせている状況 当社は、遅くとも平成 23 年9月から検査基準日現在までの間、自己の名義をもっ て、株式会社新日本経済投資顧問所属の営業員に、本件ファンド持分の取得勧誘を継続して行わせていた。

(3) 本件ファンドに関し、著しく不当な行為を行っている状況
今回検査において当社における本件ファンドの運営状況等について検証したところ、以下の問題が認められた。

1 ファンド出資金の管理が極めて不適切な状況
今回検査において本件ファンドに係る出資金の管理状況を検証したところ、当社は、匿名組合契約書上、組合財産の管理については、銀行等金融機関に専用の口座を開設 し、当該口座への預金等により行い、営業者の帳簿等により各匿名組合員の出資履行 金額が直ちに判別できるようにする旨を定めているにもかかわらず、本件ファンド事 業を開始(平成 23 年7月)してから検査基準日現在までの間、本件ファンド名義の預金口座において出資金管理を全く行っておらず、本件ファンドに係るフィリピン所在 の業務委託先(以下「A社」という。)に送金するまでの間、出資金の全てを当社の社 内金庫にて保管していたとしており、その管理状況は極めて不透明なものと認められ る。
更に、当社は、A社『当然のことながら、架空の企業であると考えられる』への出資金の送金についても、当社代表取締役(以下「当社社長」という。)が、当社の社内金庫にて保管したファンド出資金の大半を、当社役職員 以外の者に手渡し、現金を持参させる方法により行っているとしており『架空だから銀行送金できない、または、元々送金していないしするつもりもなかった』、出資金の流 れも極めて不透明なものと認められる。『元々剽窃することが目的だからね』
以上のとおり、当社における本件ファンド出資金の管理は、極めて不適切な状況に あるものと認められる。

2 出資対象事業の運用状況に係るモニタリングが極めて不十分な状況
当社は、A社へ委託した業務のモニタリングのため、当社従業員1名(以下「駐在員」という。)をフィリピンに派遣しているとしている 『当然派遣していないし、繰り返すがA社も恐らく架空企業』。しかしながら、当社における現地の運用状況の把握については、駐在員より電話等による口頭報告を受けるのみであり、当社社長自身は、上記口頭報告以外の手段では、 本件出資対象事業の具体的な運用状況を把握していないとしている『架空だからね』。また、当社は、 検査期間中、駐在員と連絡が取れない旨説明する『派遣していないだろうからね』など、現地の状況を適時、適切に把 握する態勢が整備されていない状況が認められたことから、当社においては、自らを 匿名組合の営業者とする本件ファンドの具体的な運用状況の把握が全く行われていない状況にあるものと認められる『運用なんてしていないだろう。典型的な投資詐欺の手口だし』
以上のとおり、当社においては、出資対象事業の運用状況に係るモニタリングが極 めて不十分な状況にあるものと認められる。

3 極めて不適切な配当金の処理状況
当社は、当社役職員以外の者から指示された配当率に基づき、配当金算定の根拠となる具体的計算資料を確認することなく、配当の裏付けとなる出資対象事業先の資産や損益状況等を何ら把握しないまま、勧誘資料記載の利率とほぼ同率の配当を毎月継続している状況にあることから、当社の配当金の処理状況は、極めて不適切な状況に あるものと認められる『これも典型的な投資詐欺の手口で、投資家の出資金の約一割を分配したところで、配当を停止するのである。そこからは計画倒産または逃亡という結果となる』。(以下略)」

以上の私のツッコミはあくまでも推測だけど、全て典型的な投資詐欺の手口なので、恐らくほぼ正確だと考える。不愉快なのは、二種の業者にまで詐欺師が潜り込んでいるということ。認可制から届出制に規制緩和したことの弊害がこういうところに出てきているのだ、残念ながら。

サンハーベストのホームページ、午前中は閲覧できたが、今は「リニューアル中」(笑)。

http://www.s-harvest.co.jp/

インチキ企業は、行政処分を受けたことを必死になって隠蔽するのだ(登録取り消しだから、いわば追放処分。リニューアルも何もあったもんじゃない。すぐに逃亡するだろう。)。よくあることである。

いや、頭隠して尻隠さずか。

http://www.s-harvest.co.jp/fand/divvy.html

プロとして見れば滑稽なスキームだけど、高齢者は騙されるんだろう。

先日書いた長野県建設業厚生年金基金に関する記事へのアクセスが多い。
ありがたいことである。
なぜ多いか、私なりの考えはある。
一般的にこういう記事に興味がある人は日経新聞の読者であることが多いんだけど、この事件に関する日経の記事は、奥歯にものが挟まっているというか、ひょっとすると、書いている記者自身よく理解できていないんじゃないかと思われるようなところがあって、投資顧問業に詳しい人ほど、何故この案件が問題なのかよくわからないというような記事だったんですよね。私も?だった。別に未公開株に投資することは違法ではないし、損失が発生してもおかしくはないし。
それが、朝日新聞の記事によって、日経では社名が公表されていない会社、怪しげな適格機関投資家等特例業務届出業者で報告命令に応じない株式会社アール・ビーインベストメント・アンド・コンサルティングの名前が報じられていたので、問題は投資顧問業3社の善管注意義務違反どころの話ではないとわかったんですね、私には。(少しだけ自慢させてください。)だから皆さんに読まれたのではないかと図々しくも勝手に推測します。
今後どういう展開になるかわからないけど、私の予想では単に業法違反にはとどまらないでしょうね。


http://www.asahi.com/business/update/1007/TKY201210060598.html

以下全文を貼り付ける。

『AIJ被害基金の資産紛失 外資信託銀を処分へ 金融庁

 長野県建設業厚生年金基金(長野市)の年金資産を管理していた外資系のソシエテジェネラル信託銀行(東京都港区)が、十分な調査をしないままファンドに投資していたとして、金融庁は近く金融商品取引法(善管注意義務)違反の疑いで行政処分を出す方針を固めた。AIJ投資顧問による年金資産詐取事件を受けて、金融庁と証券取引等監視委員会が実施した検査で判明したという。
 証券市場関係者などによると、ソシエテ信託は同基金から年金資産を預かって運用する「年金信託契約」を結んでいた。ファンド管理会社「アール・ビー インベストメント・アンド・コンサルティング」(同中央区)に言われるまま、未公開株などに数十億円を投資し、多額の損失を出した疑いがあるという。関東財務局はアール社にも警告を出す見通しだ。
 同基金はまた、投資運用会社「ユナイテッド投信投資顧問」(同中央区)と「スタッツインベストメントマネジメント」(同千代田区)の2社とも投資一任契約を結び、同じファンドに数億円を投資して損失を出した疑いがある。監視委はこの2社についても、金商法違反の疑いがあるとして金融庁に行政処分を出すよう勧告する方針。
 同基金はAIJによる詐欺事件の被害基金の一つで、65億円をだまし取られたとされる。また、AIJをめぐる問題とは別に、同基金前事務長が6400万円を着服したとして業務上横領容疑で長野県警に指名手配されている。』

ちょっと解説すると、上記のソシエテとスタッツ、ユナイテッドは投資顧問業として関わっており、日経新聞によれば『投資顧問の2社は年金運用額が各100億円規模と運用業界では小規模の部類に入る。ソシエテジェネラル信託銀行はほとんど実績がないという。年金の受託実績をつくることを優先した可能性が高い。』とのこと。
日経新聞の記事では何故か社名が伏せられている「アール・ビー インベストメント・アンド・コンサルティング」という会社が事務長と仕組んで故意に行った詐欺ではないかと考えられる。
アール・ビー社のサイトはこちら。

http://www.rbico.co.jp/index.htm

いかがわしさでいっぱいである。
金融庁のサイトの
「問題があると認められた届出業者リスト」には以前より掲載済み。

http://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/tokurei/02.pdf

上記3社の担当者、この程度のものに気づかないとは、馬鹿ではなかろうか。(あっ、知人がいるから大声では言えないですね。)
馬鹿ではなかろうか。(笑)

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG19014_Z10C12A9CC0000/
相変わらず、投資詐欺に絡む被害が続いているようだ。

被害者となるのは、以前に未公開株を購入したなど、既に被害者となっている人達。
各種投資詐欺の被害者の名簿が流出して、二次被害・三次被害にあっているのだ。
個人的に注目しているのはバルチックカレー詐欺なんだけど、ここでも、被害者には複数(数十件以上。週刊ダイヤモンドの記事に詳しい。)の詐欺案件が案内された事実がある。しかも、本体でも債権を流動化するなどという名目で手数料を徴収するなど、その方面に知識のある人間からは馬鹿げた内容であっても、なけなしの金をつぎ込んでしまった高齢者は、資金を取り返したいあまりに滑稽なスキームを妄信して詐欺師側の戦略に乗ってしまうばかりでなく、詐欺師側を疑う人達をネット上で罵倒するという醜い行動をとってしまったという経緯がある。
私の知り合いもそうなんだけど、自分が投資詐欺に騙されたのは自己責任で勝手にしろってところだけど、他人に推奨したり、詐欺師側を批判する人を批判していたりすると、結果的に自分にその報いが帰ってきてしまうんだよね。いわゆる「天に唾する」ということ。
ちなみに私の知り合いは、私はやめろと忠告したにもかかわらず他人に推奨していたので、結局近所の被害者の追求に耐えられず、こっそり引っ越してしまった。

以前ちょっと取り上げたのを忘れていたんだけど、川島和正さん、年収1億円ブロガーなんだそうだ。

http://0000181856.seesaa.net/article/94789048.html

投資詐欺の広告を平気でメルマガに掲載する御仁なんだけどね。

善意に考えて、真っ当な投資案件と投資詐欺の区別がつかない人間
(ひょっとすると、詐欺だとわかっていて広告したのかもしれない。)
が投資の広告を掲載するとは、滑稽だ。

この詐欺案件、被害者は大勢いるが、その責任についてどう考えているんだろうか?
どうせ逃げ回るだけなんだろうが。


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