無楽斎の極小右記

日々の雑感や読んだ本のこと、また西荻窪 をメインとした杉並区とその周辺の街歩き情報を中心にアップします。

カテゴリ: 政治・社会

先日読者の方から教えていただいた 越川禮子『商人道「江戸しぐさ」の知恵袋』を手に入れた。
ページをパラパラめくったが、これは本腰をいれて批判しなきゃいかんと思うだけの酷さがあった。
とりあえず、書いていることのエビデンス、裏付けがないんですね。本当に酷い。
追い追い取り上げていくとしよう。

飯島氏の北朝鮮訪問。
アメリカや韓国には事前通知をしていなかったとのこと。

もし、拉致事件を最優先として解決すべきだと政権が判断したのだとすれば、そういう判断も有り得るだろう。私も批判しない。

ここでちょっと引いて考えてみると、遥か昔に福田首相(父)が「一人の生命は地球より重い」と述べたことに対して、

https://ja.wikipedia.org/wiki/ダッカ日航機ハイジャック事件

以前より保守派から批判されてきたという事実がある。

何が言いたいのかというと、政府として拉致被害者のことは(建前上はともかく実質的に)もう諦め、ずっと多くの人の安全を考えて、核疑惑問題の開発を、米韓等と共に優先させるという選択もあったわけで、最近まではそう考えてきたものと思われるのだが、今回のこの方針変更。
北朝鮮を拉致事件を口実に批判し強硬姿勢を示すことで、実際の解決につながることは考えられなかったが、その姿勢に変化が生じてきたことになる。
繰り返すが、私はその判断は、それはそれで構わないと考える。
今までの保守派の考え方からすると一貫性はないが、しょうがない。
ただ、今まで安倍首相を熱狂的に支持してきた人達は戸惑っているようで、ブログでも言及していない人が多いらしい。

http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/e8242d21c367f87ef709cf64fb613bb3

なんて器が小さいのだろう。

橋下市長の例の発言について

色々な人が既に批判されているが、一言で言い表すと、「橋下さん、あなたは評論家じゃなくて政治家なんだよ。」ということに尽きるだろう。
例え言いたいことが正論であっても、政治家には言っていいことと悪いことがある。しかも、今回の場合、別に正論を言わなかったことによって誰かが生命を失うなどのデメリットなどは生じないのである。

次にこの発言。
『今はそれは認められないでしょう。でも、慰安婦制度じゃなくても風俗業ってものは必要だと思いますよ。それは。だから、僕は沖縄の海兵隊、普天間に行った時に司令官の方に、もっと風俗業活用して欲しいって言ったんですよ。そしたら司令官はもう凍り付いたように苦笑いになってしまって、「米軍ではオフリミッツだ」と「禁止」っていう風に言っているっていうんですけどね、そんな建前みたいなこというからおかしくなるんですよと。
法律の範囲内で認められている中でね、いわゆるそういう性的なエネルギーを、ある意味合法的に解消できる場所ってのが日本にはあるわけですから。もっと真正面からそういうところ活用してもらわないと、海兵隊のあんな猛者のね、性的なエネルギーをきちんとコントロールできないじゃないですかと。建前論じゃなくてもっとそういうとこ活用してくださいよと言ったんですけどね。それは行くなという風に通達を出しているし、もうこれ以上この話はやめようっていうんで打ち切られましたけどね。だけど風俗業ありじゃないですか。これ認めているんですから、法律の範囲でね。』
私は一応リバタリアンを自称するので、売買春に関しては合法化すべきと考えている。
ただ政治家が、知り合いに言うのならともかく、文化も信仰する宗教も異なる他国の軍の『司令官の方に、もっと風俗業活用して欲しいって言った』のはまずいだろう。本人としては建前でなく、本音を言ったつもりなのだろうが、政治家の発言として正直異常である。
この辺り、先日の猪瀬知事の発言と同様、他人の立場を全く考えないタイプの人間が行いがちな放言だろう。

更に駄目なのはこういう発言。
『その当時、慰安婦制度っていうのは世界各国の軍は持っていたんですよ。これはね、いいこととは言いませんけど、当時はそういうもんだったんです。』
こういう根拠のないことを言えば、世界各国って具体的にどこだとか、例外はあるのかないのかなど突っ込まれたら、すぐに降参することにならざるを得ないのではないか。
やはり政治家としての資質に疑問を抱かざるを得ない。

ネトウヨがどのように反応するか知らないが、拉致問題解決に進展があることを期待したい。
今までの「救う会」「家族会」の活動では全く事態の進展はなかったし、今後もこのままでは解決には至らないだろう。
状況がどう進展するのかわからないし、北朝鮮がどういう見返りを提供するかもわからないが、とにかく進展を期待したい。
朝鮮総連中央本部の話だけだったらがっかりだけど。

自称保守であるらしい内閣官房参与・藤井聡センセ。
彼が主張するバラまきが主体の経済対策が愚策であることにはここでは言及しない。自称保守が、左翼的なケインズ経済学紛いの政策を主張することほど滑稽なことはないが、
どうせ思想的な整合性なんぞ考えてもいないのだろう。

異様なのは、先週発売の週刊文春(2月7日号)の記事「首都直下型地震は8年以内に100%起きる!」という記事だ。
実は科学の世界では地震の予知はほぼ不可能だろうとの結論となっているのは、科学に詳しい方はご存知だろう。
そうであるにもかかわらず、地質学者でも、もちろん経済学者(笑)でもない藤井氏がまともな根拠もなく言い切ってしまうことの異様さ。
内閣官房参与の発言として無責任極まりない。
まぁ、御自身の属する土木業界へのバラまきを正当化しようと必死になっているからこその言動であることは間違いないだろうが、見苦しく卑しいこと極まりない。
バラまきを推し進める自称保守、大きな政府を是認する自称保守。日本の自称保守のクオリティはこの程度なのである。

アメリカで銃乱射事件が発生する度に、
銃規制が話題になる。
日本では保守を自称する人達も銃の規制には賛成であることが多いようだ。

でも、保守派がそれでいいのか。
世間にはならず者がいるから国家に頼らず自らを守るため(それだけではなく、国家の横暴から自らを守るためにも)武装するのだという意見、結局のところ国家が武装する(しかもその武装を強化しようとする)論理と同じなんだよね。
もし、自らの論理的な一貫性を追求するなら、市民の武装と国家の武装を共に強化すべきだという意見になるか、どちらもほどほどにすべき、あるいはどちらも放棄すべき、という三択しかあり得ないと思うのだがどうだろう?


(前回の記事の続き)


そもそも何故私はこの「(株)L’ALBAホールディングス(4798)」という企業に関心を持ったのか。
それは平成24年6月に提出された有価証券届出書にある企業の名前が掲載されていたからなのだが、
それを語る前に、投資詐欺に興味がある私が、そもそも何故投資詐欺などについて興味を持つことになったか、まずそれを説明しよう。
実は、私の知人の親が「バルチックカレー」を舞台にした複数の投資詐欺に騙されたということで相談を受けたことから始まっている。



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この企業(というより、犯罪組織)は、いくつもの詐欺案件に関与しているようなのだ。

例えば、被害者から“石ころ詐欺”と呼ばれている案件はこちら。


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このスキーム図では“D社”となっているものだ。


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他にも、警視庁からの家宅捜索を受ける要因となったのが重油詐欺。
こんなナンセンスな数字を提示されても信じ込んでしまう馬鹿がいるのも驚きではあるが、もちろん騙した方が悪いことは言うまでもない。


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で、このバルチックシステムという会社、和洋中合衆国という会社名義で、千代田区永田町2ー9ー6十全ビル 406号室というところに入居していたんだけど、数年前に新宿の賃貸マンションに移転した。
私も移転した(新宿で借りている)ことを確かめてはいたのだが、調査する中で、実は名義を変えて十全ビルにもそのまま残っていたことが、あることが理由で判明したのだ。
変更した名義というのが、「総合商社あすら」。この企業こそ、ラルバ社の有価証券届出書に記載されていた企業なのだ。

今では新橋に移転しているのだが、

http://athlert.com/company.html

過去に十全ビルにいたことは今でも確認できる。

http://ja-jp.facebook.com/pages/総合商社あすら株式会社/140578182716890?sk=info

去年の5月ごろに、移転先の新橋に散歩。総合商社あすらの他に、L’ALBAホールディングスの大株主である「ストラテジック・パートナーズ投資事業有限責任組合」の名前や、「株式会社ブルーモーメント」という会社も見うけられる。




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ちなみにブルーモーメントのサイトはこちら

http://cemcma.com/

サイトは何故か(笑)閉鎖済。競馬関係の詐欺であったようだ。


新橋を最近再訪する機会があったんだけど、内容に変化が。

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アマナステクノホールディングスジャパンの名前が。
バルチック被害者はよく知っている名前であると思う。
被害者にお詫びとして、アマナステクノホールディングスの株式を配布するなどと称していたらしい。上記のスキーム図では一番上にNASDAQ上場と詐称しているのがこの会社だ。
(こんな馬鹿げた話を信じ込んでしまうのも被害者のダメなところなんだけど、その後も、IAグローバルなる会社の株式を配布するなどと加害者側が称していて、今でもそんな滑稽なスキームを信じ込んでしまう人がいるようだ。)

IAグローバルと言えば、IAインターナショナルなる企業も、十全ビルに以前入居していたとHPにはあったのだが、最近は住所変更して、十全ビルにいたという痕跡がweb上では見つからない。

http://iainternational.jp/company.html

ここにも行って見ました。



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あれ?総合商社あすらの名前が(笑)。

総合商社あすらのサイト

http://athlert.com/index.html

に、
「2012.04.09 BETTER WILL JAPAN株式会社 販売代理店になりました。」とある。
このBETTER WILL JAPAN株式会社のサイトはこちら

http://bwjapan.jp/gaiyo.html

同じ柳ビルなんだけど、販売代理店(取引先)と、自社の分室とが同居しているという滑稽さ。

他にも笑えるところがある。

あすらのサイトに掲載されている株式会社MISORAも当然訪問。



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同居している事実上の同一組織アイビー・アセットマネジメントは、実在している運用会社と同じ名前を称しているがもちろん別組織の投資詐欺。


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サンハーベストや

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新日本経済投資顧問といった、金融庁に登録を取り消された詐欺企業が「何故か」同じビル内に同居。


こちらのFIPパートナーズは、まだ詐欺の準備中と言ったところか。

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http://fip-partners.net/

このサイトを見て詐欺だとわからない人は要注意。
結構まずいかも。

そうそう、忘れるところであった。
バルチック社の吉野等は、一時期アマナステクノホールディングスの株式を配布するとしばらくの間言っていたが、その後その株式にほとんど価値がないことが判明すると、今度はIA globalの株式を配布すると称していたが(いるが?)、そのIA global社は社名を変更したようだ。

http://finance.yahoo.com/q?s=IAGI

Asura Development Groupに(笑)。この会社の株式を配布すると被害者に対して伝えている別の投資詐欺組織が少なくとももう一つあると聞いている。
この会社の元?大株主I氏(日本人)があまり評判がよろしくないとも聞いている。って、当初のラルバ社の話から脱線してしまいましたね。

産経新聞、相変わらず阿呆ですのぉ。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/korea/615277/

「日本の“右傾化”に韓国ビクビク…「竹島の日」が焦点に」

記事の内容のどこに「ビクビク」要素があるのか(笑)。

頭、大丈夫ですかね?。

もう一つはこちら。

http://www.asahi.com/national/update/1218/OSK201212180046.html

在特会というネトウヨの巨頭(笑)のメンバーが実刑判決とのこと。
ただでさえ恵まれない境遇の恨みからこういうアホアホ活動を行っているというのに、実刑判決では今後の人生真っ暗ですな。
自業自得だけど。

リバタリアンが主張するように、国家による規制はあらゆるものに悪影響を与えることは言うまでもない。

日本の政策で思い出されるのは、貸金業の金利規制。これは自民党の後藤田等や民主党が推進してきたもので、安倍晋三は珍しくも正しい判断で慎重な態度を示してきたものなんだけど、サラ金などに、一度は正当な契約に基づいて返済した借金の金利を、過去に遡って減免し、過払い金を返還させるという、近代の商取引否、資本主義そのものを否定する愚劣な政策であった。これによって、予想通り無担保の低所得者層が融資を受けることが難しくなり、また予想通り闇金融が跋扈することとなったことは言うまでもない。
誰が得をしたかといえば、弁護士や司法書士。
真っ当な弁護士は過払い金請求なんぞ手掛けないだろう(私が仕事の上で利用している弁護士事務所は1件も手掛けていない)が、「過払い請求バブル」を利用した「素敵な」方々、職業として真っ当な仕事をしている貸金業の人々を食い物にした方々の悪行(犯罪ではありません)を忘れるわけにはいかない。

北九州で、暴力団を排除しようとする市民に対する暴力団側の攻撃が続いているそうだ。(報道ステーション)

暴力団側の主力は攻撃的な工藤会である。
私なんぞ工藤会と言えば、あの政治家を思い出してしまう。
もちろんその政治家が誰とは口が裂けても言いませんぞ。選挙活動に工藤会を利用しておきながら…という地元での根強い噂についても絶対に言えないことであります。
ぁ、ったりとくっつき、しんそこっこんだったよだと言われているが、真偽の程は定かではない、と誤魔化しておこう。実際に出所の分からない未確認情報ですからね。

石原都知事が辞任とのこと。慶賀すべき出来事である。
ただですね。次期衆院選に出馬する意向なのだそうなんですよ。石原家を公費で養うのは、伸晃だけでもうたくさん、勘弁していただきたい。慎太郎と言えば、以前、尖閣諸島に関する言動に対し、韓国大統領と同じで政治的に利用していると指摘したが、衆院選に出馬するとは予想通り、実に分かりやすい行動である(笑)。

尖閣諸島問題では、所有者の借入金額と同額だと称される20億5千万円が無駄金(高齢である所有者が亡くなれば、(借金すらある)遺族は相続税の支払いが出来ず、尖閣諸島が国庫に物納される可能性、つまり、国が只で手にいれられたということ)になったのは、絶対に反省しないマッチポンプ石原の、公金を費やすのに躊躇しない言動が原因だ。他にも、忘れっぽい人には思い出していただきたい、新銀行東京問題だ。金融のプロほぼ全てが失敗すると予想し、実際予想通りだったあれによる損失は多額なものなのだが、石原は当然何の責任もとっていない。
実に腹立たしいことだけど、ここで都民にとっては一つの良いチャンス。更に公金の無駄になることは間違いない、オリンピックの開催への立候補、止めようよ。

本当の「教科書問題」

産経新聞などで主張される「教科書問題」なんて、
自虐的な教科書の使用はけしからん。→我が社の教科書を使いましょう。
というバカにでもわかるマッチポンプ。
「自虐的な教科書」とやらで教育が悪くなっていると考えている時点で珍右翼等は滑稽なんだけど、ここでは論じない。

本当の教科書問題とは、沖縄にあるのではなかろうか。
そう、明治の前まで、沖縄=琉球は日本にとって異国であった。
当然沖縄では歴史教育として(元)自国の歴史が教えられるべきなのだが、実際のところどうなっているのだろうか?
よくわからないが、大学受験のこともあるので、高校での歴史教育は文字通り「日本史」なのではないかと思われる。
米軍基地問題や本土との経済格差など様々な問題が沖縄には山積しているが、歴史教育にも目を向けるべきではなかろうか。

尼崎の死体遺棄事件、今後どう展開するか予断を許さないんだけど、
この事件とは違って、人が亡くなっているとわかっている場合の解剖率ってどれぐらいかご存知だろうか?

世界各国の死因の分かっていない異状死体の解剖率はというと、アメリカ 約12%、イギリス 約45%、ドイツ 約19%、スウェーデン 約89%、フィンランド 約78%、オーストラリア 約53%。日本の解剖率は約11%なんですね。
行方不明で殺害されている人も少なからずいるだろうに、通常の遺体の解剖率から考えても少なからぬ殺人事件が見逃されているといって間違いは無かろう。
日本も思ったより安全ではなさそう(解剖率の低さで見逃されるのは『身内』の犯行ですぞ)だ。

アメリカ大統領選の共和党候補者ロムニー氏は言うまでもないが自称キリスト教系で、カルトのモルモン教徒である。
モルモン教は日本でいえば何だろう、幸福の科学よりは歴史があるが、創価学会ほどの支持率は無いんだよね。
若い頃、自転車に乗った2人組のアメリカ人に冒頭のセリフで声をかけられて、「ヨセフ・スミスのことは信じてないよ~」と言って、モルモン経だけもらって読んだんだけど、今から考えれば幸福の科学の出版物と同様、何じゃこりゃの世界で、直ぐに読むのを諦めたことを覚えている。
モルモン教というともう一つ思い出すのが、マイケル・ギルモア著「心臓を貫かれて」上・下である。衝撃的なノンフィクションで、また今度再読したいと思う。

大阪市の文楽補助金問題についてはメディアで報じられている程度のことしか知らないし、また興味もないんだけど、一般的な伝統芸能のこととして考えたい。
どのような伝統芸能等であっても、まず、国家や地方自治体からの補助金なしには存続できないようであれば、もう文化として存続する価値はないし、その必要もないだろう。
日本では今まで恐らく数えきれないほどの「伝統芸能」やら何やらが、後世に伝えられることなくひっそりと消えてきている。
これは人類の文化の営みとして避けられないことである。もちろんそれは現在の例えば文楽などにも当てはまることで、顧客からの収入だけでは存続できないのだとすれば、それはその程度の価値しかないということ。
国家などに寄生することなく支持者の力だけで存続を探るべきだし、それができないのなら、辞めてしまえ、ということである。
論者によっては、同様に自治体の補助金を当てにする生活保護受給者は批判しても、文楽問題は批判しないという人もいるようだが、本末転倒。生活保護の方がよほど切迫した問題だろう。

同様のことは、絶滅危惧種の保護についてもある程度あてはまる。
人類史上、数えきれないほどの生物が絶滅している。
現在、絶滅に瀕している生物を、大金をかけて保護する必要が果たしてあるのか。そもそも、そういった生物は滅びる運命にあるのではないか、一度じっくりと考える必要があるのではなかろうか。


今回はブロゴスの記事に注目した。

「尊厳死法制化」は周囲の人間から”自殺を止める権利”を奪う―「尊厳死の法制化を認めない市民の会」呼びかけ人・川口有美子氏インタビュー」

http://blogos.com/article/46763/forum/

悩ましい。難しい問題である。

個人的には、もし近日中に亡くなることがわかっている患者が、家族の心情に関係なく全く本人の意思だけで尊厳死したいと意思表示した場合にはそれを認めてもいいのではないかとは思う。しかし、これは一方では普通に自殺したいという人の意思、すなわち自己決定権・愚行権と言ったものを認めることでもある。

実際のところ、自殺は愚かなことだと思う(特にイジメを理由とした自殺は)んだけど、本人がどうしても死にたいのであれば、我々が止める理由はないのではないかと一方では考えるのだ。
自殺事件で、家族が死なないで欲しいと考えるのは当然なんだけど、見方によっては、家族側のエゴでしかないと言えなくもない。
他方、病気で「苦しまずに死んで欲しい」と考えるのも、自己負担を軽減したい、或いは家族の苦しみを見たくない家族側のエゴではないのだろうか、とも考えてしまうのだ。要するに結論がでない。

ちなみに、川口氏が太田典礼のおかしなところを指摘しているのはごもっともである。
それに追加しよう。Wikipediaでの記載によれば、意外なことに太田氏は元々は左翼のようで、それはそれで興味深いが、今回は言及しない。
面白いのは次の記載。
「晩年は体調を崩し、療養生活を送る。1985年12月5日急逝。享年85。」
彼の主張は、『老人について「ドライないい方をすれば、もはや社会的に活動もできず、何の役にも立たなくなって生きているのは、社会的罪悪であり、その報いが、孤独である、と私は思う。」と主張し、安楽死からさらに進めた自殺を提案したり、安楽死を説く中で、障害者について「劣等遺伝による障害児の出生を防止することも怠ってはならない」「障害者も老人もいていいのかどうかは別として、こういう人がいることは事実です。しかし、できるだけ少なくするのが理想ではないでしょうか。」』である。
晩年に体調を崩したんだったら、自らの信念に従い、他人の模範となるべく自身が安楽死すべきではなかったのか。何故85歳まで生きたのか。
論理的な一貫性の無い人物の言動には全く賛成できない。





親子三代統一教会のシンパである素敵な一族なんだけど、先ず祖父、元A級戦犯にして、CIAの工作員で年数百万ドル(現在の価値で数十億円)の資金供与を受けていた岸信介は東京帝国大学卒業。父親にして、総理になり損ねた安倍晋太郎は東京大学卒業。
遺伝的にも金銭的にも非常に恵まれているにもかかわらず、関東人以外は読み方すら解らない(失礼)成蹊大学ご出身にして、「この5年間、責任をどう取るべきか考えていた。全身をなげうって立ち向かえとの同志の声に応えたいと決断した。」と、首相時代は「全身をなげうって」いなかったからこそ政権を投げ出したことを暗に認めたとしか思えない滑稽な抱負を述べた、愚かな三代目安倍晋三にも支持者がいるんですね。

私は大阪維新の会の政策には支持するところとしないところがある。これは、程度の違いはあるが、民主党や自民党、みんなの党について考えていることと同様である。橋下市長個人については、余り好きではない、といったところだろうか。


それにしても、もし橋下氏が日本の首相になったなら、日本国初(当然、国家としての日本なので、近代以降の話ですぞ。)の、被差別部落出身の首相ということになる。
被差別部落と言えば、漫画脳の持ち主・麻生元首相が野中広務氏について発した暴言を思い浮かべる。自民党やその熱心な支持層には、口にしなくても麻生と同じようなことを考えている人達がいそうだけど、どうなんだろう。

ということで「河原ノ者・非人・秀吉」を書店で目にした。
出版社は山川なので、所謂トンデも本ではなさそうだ。
ひょっとして、大阪人は橋下氏に豊臣秀吉を擬えている?


(追記)結局、今日購入した。

    最近、おっさんになってきたからかもしれないが、我が涙腺が緩くなってきて困る。
    私が好きな映画で、「デッドマン・ウォーキング」というのがあるのだが、何度見ても終盤で泣いてしまう。酷い時には、テレビドラマの時代劇なんかで泣けてくることがあるのだ。恐ろしい。でもまぁそれはいいのかな、誰も他人には見られていないから。

    実は昨日、東京都がトレインチャンネル(電車内の液晶画面で放映される動画)に今現在流している自殺防止キャンペーンの動画(簡単なアニメです)をたまたま見て、不覚にも涙を流しそうになってしまった。通勤時間におっさんが涙を流す光景は異様なので必死に我慢したけどね。

    近日中に、自殺のことや安楽死のことについて記事にするつもり。
今日は勘弁していただきたい。上記アニメで、登場人物が一人で涙を流している光景がなんとも悲しい…。

    人は結局一人で生まれて一人で死ぬのは間違いない。
もしあなたが自殺したいと苦しんでいる場合、色々慰める方法があるだろう。例えばいじめが原因なら、そんなもの、数年経てば終わるよ、とか。でも、苦しみの原因が家族にある場合はそうじゃない苦しみがある。家族があなたと憎み合って、あなたが仮に死んでもなんとも思わないと思うかもしれない。しかし、あなたとは全く無関係な人でも、あなたが死んだ時には悲しむ人がいるのだよ…。

    ここまで書いたけど何か精神的な疲れが…。本来は、先ほど書いたように、自殺と安楽死について考察してみたかったんだけど、今はシラフじゃ無いし、やりません。自己決定権とだけ書いておきます。

北朝鮮による拉致事件。被害者家族にとって解決のメドが立たない悲劇である。被害者家族は、以前社会党関係者に解決を依頼して裏切られ、その後この拉致事件が皆に知られることとなった後には、北朝鮮強硬派と行動をともにすることとなったんだけど、全く問題の解決には向かっていないという悲劇なのだ。

以前、「問題が解決して欲しくない人達」という記事を書き、そこで少し触れた。

http://livedoor.blogcms.jp/blog/zulu41768-murakusai/article/edit?id=12775464

    この拉致事件、政治家や評論家など、北朝鮮を批判することで票を得、或いは飯を食っている人達、それだけでなく「救う会新潟」に暴力団が参加していたように、「拉致事件利権」に目をつけた連中にうまいこと利用されている状況が続いており、一歩も解決に進んでいないのが現状。
    このようなこと、別に私だけでなく既に色々な人達から指摘されてきているし、家族会やら救う会やらに愛想を尽かした人もいるんだけど、なかなか報道されることはない。一種のタブーなのであろう。

    これとは別の問題もある。
今日の産経新聞(ネット)の記事。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120902/kor12090200510000-n1.htm

    横田めぐみさんの「遺骨」鑑定問題。他のメディアが現在この問題をどのように考えているか知らないけど、権威ある科学雑誌ネイチャーを始めとして、日本側の鑑定結果を支持する科学者は殆どいない。
    鑑定した人は、その後取材を全く受けていないようだし、日本政府側の対応も滑稽としか言いようがない。こういうところでウソをつくと、他国からの支持を受けられなくなる可能性があるので非常にまずい対応だったんだけど、今回の記事で言えば、産経新聞は解決を望んではいないだろうから、相変わらず日本国内でしか通用しない喜劇的なウソをつきとおしているのだろう。(そうではなく、単に取材相手の家族会などとの関係を壊したくないということなのかもしれない。)

政策的には、自民党や民主党よりはまだましなのだが、安倍晋三に党首就任を要請したり、東国原や中田を候補者に擁立?などと聞くと、がっかりする。知名度だけは高いポンコツを寄せ集めても仕方なかろうに。

    例によって声の大きな珍右翼を中心として、集団ヒステリーを起こしているようだ。
    馬鹿馬鹿しい。韓国大統領の行為は非常に愚かだが、それに対して愚かな対応をするとはナンセンス。愚の極みである。バカと同一のレベルで騒ぎ立てるのは滑稽である。

   とりあえず国際司法裁判所に提訴するのは良しとしよう。余りデメリットはなさそうだし。(竹島の場合、実効支配されているわけで、解決には時間がかかりそうだし、文字通り実効性のある対応なんてありはしないのだ。)

しかし、日韓の通貨スワップ協定の破棄になると、少々話が違ってくる。
    仮に破棄した状態で韓国が経済危機に陥ったとしよう。
そうなれば、日本にも悪影響が少なからず発生するのだ。よく知られているように(珍右翼はご存知ないかも)、日経平均と為替の円ウォン相場との間には相関性がかなり高く、約0.95だと言われている。すなわち、韓国の経済危機によってウォン相場が暴落すれば、日経平均も暴落する可能性が非常に高いのだ(他のブログを見るとバカはそう思っていないようなんだけど、バカだからしょうがないか。)。当たり前だよね、両国の貿易量を考えれば。

    それだけではない。
    先週発売の週刊文春では、2ちゃんねるご出身の自称経済評論家三橋貴明が滑稽な御意見を御開陳なさっている。
曰く「経済制裁を発動しろ」と。
    自由経済国家である韓国に「経済制裁」とは何ともお笑いの発想だがまあ良いとしよう。三橋の意見はいつもそうだ。

    三橋はこう言う。日本国内には、韓国への経済制裁に反対する人がいるが、「ジェトロによれば、日本の対韓国貿易黒字は、GDP全体の0.45%にすぎません。日本経済全体から見れば、別に韓国は重要な存在ではないのです。」(原文ママ)のだそうである。何故『対韓国貿易黒字』を問題にするのか理解できない。ただの黒字ではない。『貿易黒字』なのだ。こいつ、真性バカではなかろうか。こんな奴を参院選の候補者に擁立する政党って…。まぁいい。
    所詮2ちゃんねるクオリティーの経歴が怪しい自称経済評論家相手に何を言っても寝耳に水かもしれない。
    同じジェトロから別の数字を引っ張ってきてみよう。
2011年、日本から韓国への輸出は、シェア8%で第3位、金額で5兆2691億円。因みに、1位は中国でシェア19.7%、2位はアメリカで15.3%である。重要な存在ではない、はずが無いよね。
政治家やら自称経済評論家やらは、別に日本経済が落ち込んでも自分たちは責任を感じないだろうし、自分の支持者が増えればそれでいいのだろう。しかし、例えば大企業の経営者は、何十万単位の社員の生活に責任があるのだ。こう言う馬鹿なことを言う連中には、必ず「言ったことへの責任」をとってもらう必要があるだろう。
    それにしても、こんな馬鹿げた主張を掲載する週刊文春って、相当クオリティーが低いですね。新聞社と違って経済部が無いだけに、経済音痴ばかりなのだろうけど、ちょっと酷すぎる。


    私のブログを読んでいる方にはもうお分かりかもしれないが、個人的には「売国奴」とか「愛国者」などの用語を使いたくはない。表現の方法として下品なのは言うまでもないし、ネトウヨなど、私がいうところの珍右翼が御愛用される用語であるからして、意地でも使いたくはないのだ。しかし、一回だけ許していただきたい。

    最近、大阪維新の会に擦り寄っている安倍晋三元首相。私としては、三大戦後バカ首相の一人だと考えているが、ここでは論じない。
彼が尊敬しているのが、彼の祖父岸信介だ。一般的には自民党内でも未だに愛国的な首相だと言われている。

    しかし実際のところ、「CIA秘録」(文春文庫)で明らかにされているとおり、岸はCIAから毎年億単位の資金供与を受けていた、CIAのエージェントだったのだ。

    こういう基本的な事実を知らないで、戦後政治史を語るのはナンセンスであるし、アパ晋三じゃなかった、安倍晋三元首相におかれても、本人に責任はないことだけれど身内を見苦しくヨイショするのは如何なものかと考えるのである。

    そうそう、安倍さん、もう統一教会との縁は切ったんでしょうか。
竹島の件で勇ましいことをいくら発言されても、貴方と統一教会との関係を知っているものとしては、滑稽としか言いようがない。

少年事件の有期刑、引き上げ 法務省、9月にも諮問

http://www.asahi.com/national/update/0824/TKY201208230676.html

    理解に苦しむ。
少年法を厳しくしようという議論は多い。
しかしながら、少年犯罪が基本的に減少している事実には決して触れようとはしない。
    記事によれば、「犯罪被害者や裁判員裁判を経験した市民らから「成人と比べて軽すぎる」との指摘があるため」だからだというのだが、まずそもそも犯罪被害者(やその家族)は厳罰を望むものではないか。そんなものに何故今になって一々迎合するのか、よく分からない。

    日本でおかしいのは、少年犯罪関連の報道を、全国紙や中央のテレビ局が延々と取り上げることだ。
普通先進国なら、社会面ネタは大衆紙か地方紙で取り上げるものでしかない。
    恐らく日本では、視聴率の関係もあって、大衆の覗き趣味に迎合して騒ぎたてているのだろうけれど、他にもっと報道すべきものがあるだろう。シリア問題なんて連日報道されてもおかしくないんだけど、邦人ジャーナリストが殺害されるまでほとんど注目されていなかったのは、先進国メディアではあり得んだろう。

…というわけで、「裁判員裁判を経験した市民ら」も、日本のある意味異常な新聞・テレビや週刊誌の報道に影響を受けているのだろう。
本来、裁判員に選ばれた人は、こういう報道から隔離されるべきなんだけど、無理でしょうね。

    もし、未成年者も大人と同等の刑を下せることが出来るとするのであれば、当然選挙権の与えられる年令も引き下げるべきだろうね。義務と権利は表裏一体。酒・タバコも未成年から当然OK。結婚もね。

以前、「問題が解決して欲しくない人々」という記事を書いた。
社会問題について、「その問題が解決して欲しくない人々」がいるという問題提起をしたつもりなんだけど、言葉足らずだったので、明日にでももう一度取り上げようかと思う。

最近、こうした人々のエキセントリックな言動を苦々しく感じるのだ。

今日はこれ以上考えることなく、早く寝ることにしよう。

シャープという会社。

    今かなり厳しい状況に置かれていますね。元は失礼ながら、三流電機メーカーでしかなかったんだけど…。
シャープの一押し商品と言えば液晶、すなわち液晶テレビですね。しかし、数年前はともかく、現在技術的にそれほど他社に比べ優位に立っているわけではない。逆に、ソニーやパナソニックといった業務用機器を作ってきて様々なノウハウ(特に画像エンジンについて)を持っている企業と比較すると、国内メーカーとしては見劣りがする。
それこそ、「亀山モデル」とか言って評価されたのは、NHKの番組「プロジェクトX」の影響でしかなく、単なるバブルではないだろうか?

    国内メーカー内での位置付けですらこうだから、価格競争力を失った世界市場の中で今後も液晶で他企業に太刀打ちできるかと問われれば、疑問であるとしか言いようがない。

    何度も記事にしてしまうことになってしまったが、いじめの件である。
あまりアクセス数が多いとは思えない私のブログでアクセス数が最も多いのは、五輪閉会式の件を除けば、いじめ関連の記事である。お子さんをお持ちの人にとっては当然見過ごすことの出来ないトピックスであろう。

    私は以前このブログで、「教師にしろ教育委員会にしろ、担当者の属人的な能力に依存せざるを得ない」ことが問題点であると指摘した。それをもう少し詳しく書くとしよう。
この属人的なものに頼らざるを得ない状況、恐らく昭和30年代頃までは有効であったかもしれないこの状況がいつまでも続くはずはなかったんだけれども、教育者側ではなく、父兄の側(金八先生なんかを見ていたような人達)に不幸な幻想が残ってしまっているのだろう。
実際のところ、一般企業のリスクマネジメントを取り入れたほうが良いのだけれども、抵抗があるのかもしれない。

    どういう考え方かと言えば、例えば原発問題で言えば、原発は必ず事故を起こすものであると仮定して(本来科学というものはそういうものなんだけど、「絶対安全」ということにしておかないと、原発を建設する事が出来なかったという理由で、滑稽な安全神話が流布されたんだろうけど、ここでは言及しない)、あらゆる不測の事態に対応した危機管理を用意しておくことなのだ。

    いじめ問題で言えば、理想論は別にして、必ずいじめが発生する事を予め予測しておいた上で、その被害を最小限に食い止める対策をしておくべきであったし、今も勿論対策すべきなのだ。

    繰り返すが、いじめは必ず発生する。根絶することは残念ながら出来ない。必ず発生するいじめ事件に対して、わざわざ抗議活動をしたからといって、いじめ問題を解決するために何の役にも立たないどころか、有害であるとしか言いようがない。必要なのは、考えなし人間の憂さ晴らし的行為ではなく、必ず発生するいじめの被害を最小限に食い止めるための方策、いじめが原因の自殺が発生しないよう考えることである。

埼玉の私大生(19)が2週間かけて大津に行き、市の教育長に金づちテロを敢行したというニュース。こんな奴も出てきそうな予感はあったが…。未成年とはいえ、大学生。その行為が物事の解決に繋がることはない、ということすら考えないのかと、その幼稚さに愕然とする。自分の何らかの憂さ晴らし(大津に行くのに2週間では、貧しそうだし。)の為やったことなのかも知れないが…。
2週間の間、「自分が馬鹿なことをしようとしている」と我に帰ることはなかったのか?

我々は様々な「異常者」のいる社会の中で生きているのである。

    韓国の、李明博大統領のこの一連の行為。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120810-00000094-jij-int

    当然、日本側には非の全く無い話なのだが、以前にも書いたように、結局彼も問題が解決して欲しくない人なのであろう。

    事の善し悪しは別にして、韓国は竹島を今実効支配している。
これは、形式的には日本が尖閣諸島を実行しているのと同じだ。

    日本では、尖閣諸島を実効支配しているために必要がないにも関わらず、石原慎太郎が騒ぎ立てて日本国内や近隣諸国のネトウヨ的な連中の感情に火をつけたのだ、先日。

    今回の李明博らの行為。そっくりでしょ?
選挙前で、支持率低下に悩んでいたであろうから、元から考えていたパフォーマンスかもしれないが、私の見るところでは、石原慎太郎の言動が火に油を注いでいたのではないかと考えざるを得ない。実効支配していれば、本来騒ぎ立てるメリットなんてないからね。石原と同様、政治・政局にうまいこと利用したのだろう。石原が会見で、「李明博の竹島上陸はしょうがない」と言ったのもこの文脈から考えればその通り、あんたの発言と本質は同じですからね。

    私が政治家なら、李明博らの行為については、「未だに、国内の選挙民へのアピールの為に領土問題を利用するレベルの低い政治家がいる国があるんですね」(日本国内でもいるけどね)となどのコメントを発しますね。同じレベルでは争わない。
    とりあえず、竹島は韓国に実効支配されているし、資源その他の観点からも、北方領土や尖閣諸島には劣るので、優先順位は下げて、とりあえず実効支配している尖閣諸島を死守する事と、北方領土の返還(2島返還でも止むを得ないと個人的には思う)に尽力を尽くすであろう。

    ああ、そう言えば、「未だに、選挙民へのアピールの為に領土問題を利用するレベルの低い政治家がいる国があるんですね」なんて書いたけど、「未だに、選挙民へのアピールの為に靖国神社問題を利用するレベルの低い政治家がいるんですね」とも言いたい。
    英霊がどうのこうの偉そうに言っているのが滑稽。他人の遺族を政治的に利用するんじゃない。本当にこういう低レベル議員たちには腹が立つ。 超党派の国会議員が「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」として、毎年マスメディアに事前に参拝時間を連絡し、テレビカメラや全国紙のカメラに映るよう根回しして参拝しているのだ。
こういう連中に、李明博を批判する資格なんぞあるのか?
目糞鼻糞を笑うの類いだろう。
    
    私が靖国神社をどう思うか?
明治初期のお雇い外国人チェンバレンですら喝破したように、国家としての日本(言うまでもないが、江戸時代以前は当然いわゆる近代国家では無いので、本当は日本という国家が始まったのは、明治から)人に、国家の為に死ぬという概念を植え付けるために作られたのが靖国神社であるからして、私がいうところの珍右翼が何を言ったとしても、あんなものを支持することは絶対にない。
    日本に本物の保守がいるとすれば、当然近代国家としての日本は批判対象でしかない訳で、私は自分自身保守とは自称しないけれど、この点については、日本の本物の保守を支持するものである。(本物の保守っているかなぁ。皆「自称」だからなぁ。)
なんだか、脱線しすぎました。お盆は明日までだ。皆さん、ゆっくり休んでください。

大津のいじめ問題なんだけど、加害者とされる人物の家庭に嫌がらせ・脅迫の電話や手紙が殺到しているらしい。

どれだけ、加害者の行為が悪辣であっても許されない行為だ。
結局のところ、安全地帯からこういう嫌がらせを行うようなクソどもが、立場が変わればいじめに加わるのだと、まぁ馬鹿でなければ容易に想像できる事なんだけど、こいつらはそういう想像力もないほどの救い難い馬鹿なのであろう。

もし私が加害者の家族なら泣き寝入りはしない。まず、電話は、発信者番号がわかるものに交換し、非通知のものには出ない。手紙も差出人の住所氏名が掲載されていないものは受け取り拒否。偽名で記載があって開封し、卑劣な内容のものがあれば、当然自分の指紋をつけないようにして、脅迫容疑で刑事告発。

私が右翼なら、いつから日本人はこうも卑しく醜くなったんだろうと嘆くところなんだけど、恐らく、昔からなのであろう。
最近は無職・フリーターが増殖していることもあって、気×××の暴走がエスカレートしているのだろう。

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