無楽斎の極小右記

日々の雑感や読んだ本のこと、また西荻窪 をメインとした杉並区とその周辺の街歩き情報を中心にアップします。

2013年06月

Wikipediaにおける江戸しぐさの項目の記述が実に酷くなっている。
ファンが編集しているのか、江戸しぐさの関係法人の広報担当者が編集しているのかわからないけど、Wikipediaには何が記載されるべきか全く理解していないようだ。
記載項目もスカスカ。詳しいことを書くと色々と矛盾点が出てくるからであろう。
「○○で使用され」とか「取り上げられ」とか百科事典に書かれるものではないし、逆に書けば書くほど信憑性を失うんだけど。


さて、
ツイッターを見ていると、最近この文章の内容をツイートする人が多い。

http://www1.ocn.ne.jp/~cdl65021/s1-edosigusa.htm

「この商人しぐさを原型として一般の町民にも広げたものが[江戸しぐさ]といわれています。この「商人しぐさ」を江戸の町民全般に広げる役割を担ったのは「寺子屋」や「講」による初等教育でした。」

こちらにはこうある。

http://blog.goo.ne.jp/sinanodaimon/e/a363f898bf93c2d2b7dfdab9b3e0b9e9

「商家に伝わる門外不出の未公開の処世術あるいは、倫理観、道徳律、約束事ともいうべきものであろうが、未公開かつ口伝であったことから正確たる文書は現存せず(以下略)」

門外不出なのに寺子屋では教えられていたらしい。これは今までにもあった矛盾点ではある。
ただこういう何か目を覆いたくなるような矛盾点を関係者が未だに放置している(だろうと思う)酷さを考えると、放っておいてもそのうちにメディアに取り上げられて問題化するに違いない。

最近の自殺に関するニュース。

http://www.yamagata-np.jp/news/201306/24/kj_2013062400672.php

こういう事件、本当に遺族が可哀想で仕方がない。

あえて言おう。飲酒運転自体は誰にも迷惑をかけていないのだから、交通違反として摘発するのはともかく、懲戒免職はやり過ぎである。
飲酒運転が原因で発生した人身事故があれば、厳しく対応する。それだけでいいじゃないか。
誰も被害者がいない「罪」を摘発するのって、馬鹿らしいと思いません?

もう1件はこちら。

http://www.j-cast.com/2013/06/25177961.html

確かに、小泉氏の言動は馬鹿げているし異常だけど、それは支持者が選択したのだから仕方がない。ただ、ブログをわざわざ炎上させる人たちには困ったものではあるが、犯罪を犯したわけでもないのに、自殺するのはちょっとナイーブすぎる面がない訳ではない。自己中心的で、自意識過剰だったのだろうか。

(続き)

このようなブログ記事があると教えられた。

http://blog.livedoor.jp/kyoclinic/archives/4505247.html

ちょっと普通とは思えない極端な言動には理由があったのかもしれない。

何にせよ、残された人間にとって、肉親の死として自殺ほど受け入れ難いものはない。

日蓮正宗のチラシがポストに投函されていた。
創価学会系の雑誌で敵視されている日蓮正宗、逆に創価学会よりはまともな宗派だと考える人がいるかもしれないが、実は結構なあれらしいんだが、それはここでは言及しない。
チラシにはこうある。
“あらゆる悩みを解決する 力ある仏法の存在 家庭の中がうまくいかないのはなぜだろう。”
なぜだろう、って、妻子を捨てて修行に走った釈迦の教えから生まれた仏教に、家庭問題が解決できると考えるのであれば、その仏教とやらは、実は仏教を称した別のもの、例えば日蓮教と呼ぶべきものではなかろうか。
他にもいかにも現世利益を重視した日蓮宗系の教団が作成したものらしい文言があるが、少し間違えれば、幸福の科学的な主張に繋がりかねないものとなっている。興味深い。

前回の続き。
まず、恐竜を考えてみよう。恐竜はもともと2足歩行のものから進化していると言われている。例えば、ティラノサウルスの復元図を見てみると理解しやすいんだけど、後ろ足の生えている上部の腰の部分を支点として上半身と、太い尾のある下半身とがバランスをとっている状態で歩行している。4足歩行のものも元は2足歩行のものから進化しているので、体重の重心は後ろ足にかかっていることが、足跡化石の調査から判明しているのだ。

哺乳類はどうかというと、先祖から4足歩行していたわけだが、現在の動物を見てもわかるように、恐竜とは違い前足の方により大きな荷重がかかっている。頭は重くなっているし、恐竜と違って尻尾は貧弱ですからね。でも前回書いたようにもしそもそも人の先祖の前足が短くなり始めたとしたら、到底4足歩行を続けることは出来なかっただろう。

もともとサルは樹上で生活していたので、姿勢自体は直立状態になっていたわけで、直立という姿勢には違和感がなかったのかもしれない。

来年1月から「NISA(ニーサ)」という少額投資非課税制度がスタートする。

http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201306/3.html

証券会社の新聞広告などでご覧になられた方もいるだろう。
簡単に言えば、株式や株式投資信託の譲渡益(売却益)や配当にかかる所得税•地方税が非課税となる制度である。

実はこの所得税•地方税、今までは10%(復興税は除く)に軽減されていたが、来年1月から20%に戻る予定だった。それでは投資意欲を削ぐということでその代わりに今回のNISAが導入されることになった。

ただこのNISA、これまでの軽減税とは違い、必ずしもメリットだけがあるわけではないので注意が必要だ。

投資信託で考えてみよう。もし購入した投資信託を期間中に損切りして売却すれば当然売却益はないのだから非課税メリットはない。
それだけではない。特定口座では利用できる損益通算が利用できないのだ。NISA口座で売却した場合、損失はないとされるのだ。複数の投資などを考えている人は注意した方がいいだろう。

投資信託のあるべき姿、は長期保有なのだが、売却益への非課税を前提とすれば、その点は考慮に入れられていない。
ちなみに、分配金が出なかった場合も同様で非課税メリットはない。

では、長期保有した場合はどうだろうか。
例えばNISA口座において、基準価額10000円で投資信託を取得。8000円に値下がりした時点でNISA制度が終了したため、特定口座に移管し、結局9000円で売却したとしよう。
通常の口座の場合、10000円で購入して9000円で売却したことになるので売却益は発生せず、非課税となる。
しかし、上記NISAの取引だとこうなる。10000円で取得して、NISA口座終了の9000円までは特に課税関係は発生しない。ただ、NISA口座から特定口座(一般口座でも同じ)に移した時点で、この投資信託の取得価額は8000円になるのだ。だからその後9000円で売却すれば、投資者は1円も利益が出ていないにもかかわらず、1000円の利益が出たとして、その差益に税金がかかるのだ。

当局の資料も良く読み込めばきちんと説明はしてあるのだが、果たして販社でそこまで詳しく説明されるのだろうか。
販社はともかく口座開設ありき、資金導入ありきで動くのだから、消費者は注意する必要があるだろう。

以前に本をまとめ買いした時に、「直立歩行 進化への鍵」を購入したが、例によって未だに全く読んでいない。

これから述べることは完全に根拠のないいわば妄想ですので、悪しからず。

人は何故直立歩行を始めたのか。
私が何の根拠もなく考えているのは、後脚よりも前脚の方が短くなったからではないかということだ。
例えば、キリンの首が長くなったのは、樹木の高いところにある葉っぱが食べられるように長くなったと思われているかもしれないが、実際はたまたま首が長くなった種類が絶滅せず生き残ったのが原因だと考えられている。
そんなに簡単に首が伸びるのなら他の生き物だって首が伸びるだろう。シマウマとかね。

人間も実際のところ、たまたま手が短くなってしまった種類が、止むを得ず直立歩行を始めたのではなかろうか。
鶏が先か卵が先かの議論のようになってしまうけど。

週刊新潮に「管見妄語」なるコラムを連載中の藤原正彦センセ、かつて「国家の品格」という、200万部をはるかに越えるベストセラーを出版されている数学者であります。

国家の品格という本はどんなものかって一言でいうと、専門家(例えば経済)から見れば噴飯ものの内容で、自分の専門外のことについては、保守(本物の、ではなくて、いわゆる自称のですよ、当然)の主張を信じ込んでそのまま書いているという粗雑な内容で当時読書家からは馬鹿にされたものだった。

まぁそれはよろしい。
今回、このコラムで彼は、「今日、我が国をミスリードしてきた政治家、官僚、評論家、エコノミストなどが、責任をとり出処進退のけじめをつけるどころか、ケロリとして地位についたり発言し続けたりしている。」と書いている。
滑稽である。自分の胸に手をあてて良く考えてみよ。
まず隗より始めよ、である。

さて、藤原正彦センセ、かつて恥ずかしい本の翻訳をしたことがあるんだけど、皆さんはご存知だろうか。
その本は「月の魔力」(アーノルド・L.リーバー)1984.7
いわゆる疑似科学本ですね。数学者が堂々と?疑似科学本の翻訳をなさったのだ。
その増補版として1996.10に再び刊行、更に普及版が2010.12に刊行されている。

翻訳者は藤原正彦センセとその奥方。
何故だか(笑)、2010年の普及版では藤原センセの名前が抜けている。
「国家の品格」が発行されたあとであるだけに、さすがにマズいと考えたのだろう。
堂々と名前を出しているのならば、それはそれで良いのだけど、こっそりと隠蔽するのはねぇ。どういう品格をお持ちになっているのだろうと。

あることが、「実在したこと」を証明することは容易なんだけど、「実在しなかったこと」を証明するのは非常に難しい。殆ど不可能ではないかと絶望しそうになる程だ。
江戸しぐさが滑稽なのは、証明することが容易なはずの「実在したこと」を証明できないところにある。

原田さんにご教示していただいた「商人道「江戸しぐさ」の知恵袋」を読もうと努力しているのだが、脇道に逸れてばかりで全然進んでいない。ただ、気付いたのは、「クラゲしぐさ」のおかしさ。恐らく近年日本海側で話題になったエチゼンクラゲの大量発生がヒントになっているものだと思う。

クラゲの大量発生の原因は、海の富栄養化や地球温暖化が原因だと言われている。

今より気候が温暖だった時には、クラゲが大量発生した可能性もないとは言えないが、実は江戸時代は平均気温が低かったことが明らかになっている。もちろん、当時の江戸湾が富栄養化しているはずもないので、クラゲの大量発生が「江戸しぐさ」となるほど頻繁に発生したとは考えにくい。当然テレビも新聞もない当時、日本海側でエチゼンクラゲが仮に大量に発生したとしても、江戸在住者に情報が伝わったとも思えない。

一応図書館で、江戸時代にクラゲが発生したという記録がないか探したが、今のところ見つけられていない。
実在しなかったことを証明することはやはり難しいので、今日はここまで。

自民党の佐藤正久議員のツイートを紹介しよう。
『@SatoMasahisa: 今朝の参議院外交防衛委員会、社民党委員から「米軍基地は人殺しの基地」との発言あり。これは不適切発言であり、委員長が注意するかと思ったが、聞き流し。国会の議事録に載せることの是非を含めて自民党理事に検討を依頼した。在日米軍基地は安全保障の為にあるのであり「人殺し」の為ではない。』

またか、との感想。
まず言っておきたいのは、私はいつも自民に対して批判的な言動を行うが、では、社民党を支持するのかというと、小さな政府を志向するものとして絶対にあり得ないということである。
それはあらかじめ言っておくとして、今回の発言。
恐らく社民党の議員にもたいして深い知識はなく、従来のガチガチの左翼理論?に基づいたものであるとは思うんだけど、
それに対する今回の佐藤議員の発言は如何なものかと思う。
そもそも、私のような自由主義者からすれば、国家(当然それに属する軍隊)とは暴力装置•殺人装置であるとの認識である。政治学的にも別に何もおかしくないことですね。
当然、社民党が権力を掌握して政権を奪った結果樹立された国家も暴力装置であることは言うまでもない。
このような話、繰り返すけれども政治学的には別におかしくない議論であるし、左翼、言い換えれば全体主義国家に対峙すべき自民党の議員ならば当然知っておくべきことなのだが、佐藤議員は今更何を馬鹿なことを言っているのか、意味不明だ。
以前に言及したような気がするけれども、自衛隊出身者ってちょっとレベルが低いのではないだろうか。

唐突だが…。以前に書いたかも知れないけど、寝付きが悪い時にはある事を考えていると程なくして寝ることが多い。
それはプロレスの所謂ビッグブート(big boot)という技。分かりやすく説明すれば、ジャイアント馬場の十六文キックのことである。
何故これを考えると眠くなるのかよくわからない。
退屈な技ではあるんですけどね。
ちなみにこの技、長身レスラーが使うんだけど、これを必殺技にしていたのが、ジャイアント馬場とアーニー•ラッドというレスラーで、この技からすぐに相手をピンフォールしていた。ともに長身•痩せ型で、力技のないレスラーだという点に共通点がある。
で、私はアレックス•スミルノフというレスラーのビッグブートを想像すると特に眠くなることが分かったのだ。
皆さんも是非試してください(嘘)。

さて、休日には個人的に日帰り温泉なんかに行くことにハマっているのだが、自分が好きなぬる湯系の浴槽に浸かっている時には長風呂をして、色々と考え事をする。当然不愉快なことではなく、ブログのネタなんぞを考えたりしている。

最近考えたのは、徳川家康は何故天下を取れたのかということだ。
今から書くことは、一般的な歴史マニアには賛同していただけないかもしれない。
ただ、時代小説が参照しているような、江戸時代に書かれた書物は、どうしても江戸幕府バンザイ史観に多かれ少なかれ影響されているということと、我々は歴史の結果を見ているので、「そうなったことは必然だった」と考えやすいけれども、それは結果論でしかないことを取り敢えず認識すべきだろう。

では、家康が天下を取れたと私が考える理由をいくつかピックアップしよう。

(1)豊かな地域に生まれたことと、生まれたタイミングの良さ。

(2)本人の寿命の長さと、織田信長や豊臣秀吉の寿命の短さ。

(3)他の誰でもない今川義元の人質となったこと。

(4)子沢山だったこと。

(5)いくさがそれほど強いわけではなかったが、自分が大負けするような戦いには遭遇しなかったこと。すなわち、本当に強い相手は家康が天下を取ろうとした頃には殆どが亡くなっていたこと。

この続きは次回に。

以前、吉野の戯言をそのまま掲載した「政界往来」

http://seikaiourai.jp/1208/120824.htm

について取り上げたことがある。

http://murakusai.doorblog.jp/archives/23068274.html
(ここのオーナーはゴルフ会員権詐欺で逮捕されたという水野健氏。
リゾート会員権詐欺Do-luckを運営していたこともある吉野幸則とは共通点がある。)

その際、入居している筈の建物に「政界往来社」の名前がないことを指摘した。

画像1


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JR九州の「ななつ星」をはじめとして、JR西日本やJR東日本でも豪華寝台列車が企画されているようだ。

それは別に構わないのだが、鉄道会社に提案したいのは、在来線で普通に座席が豪華な特急を作っていただきたいということ。
今はグリーン車でもせいぜい横三列の座席だけど、飛行機のビジネスクラスサイズの座席、当然フルフラットのリクライニングシート仕様の間仕切りのある横二列シートの列車を運用すれば、昼行列車だけでなく夜行列車にも利用できるのではないかと思う。寝台と違って製造コストも運用コストも高くないと思われるし、東京ー大阪間で運行すれば、ある程度の需要が見込めるのではないだろうか。
JR東海さん、いかがですか?

産経新聞田村秀男氏の虚言。
市場が暴落した5/20~5/24の東証三市場の売買金額。

http://www.tse.or.jp/market/data/sector/b7gje6000000jkrj-att/J_stk2_130504.pdf

氏が問題にしている外国人投資家の取引は、44億円の売り越し。
最も売り越しているのは信託銀行で2500億円。
恐らく、取引の主体は厚生年金や企業年金などが中心だろう。
田村さんは株価乱高下の仕掛け人は海外ヘッジファンドだと断定しましたが、妄想はいけません。


本日、「Twitterで日本経済新聞 電子版さん、NHKニュースさん、asahiさんに似ているユーザーをフォローしませんか」というツイッターからのメール。
何とも恐ろしい偶然、水道橋博士のツイッターも薦められてしまった。

何故偶然かというと、今日取り上げるのは、水道橋博士が週刊文春に連載の「芸能人最強伝説〜武井壮と小倉智昭」だからだ。

あの〜、すみませんが、何がどうとかはあえて指摘しません。
記事から文を抜き出しましたので、想像してください。

寸毫の差
輝いている
一頭地を抜く
頭角を
ピカ一だった
頭を掻きつつ
間髪を入れず
ジョークをカブせ
陣頭指揮
怒髪天を衝く
戴冠する
不毛な議論
本筋がズレた
後ろ髪を引かれる
ヅラヅラと書き連ねた

トドメは江口寿史さんのイラスト(イラスト自体も要注目)に書かれた一文。
「だいたいズレてんだよ 君は!」

信者の皆様はともかくとして、普通こんなこと当たり前すぎますわなぁ。
以前、×木センセを始めとした著名な占い師達に対して、「占いが的中しなかった場合、料金の返還は返還あるのか」とか、「外れた場合の損害賠償には応じるのか」との質問を送ったが、ほとんどが梨の礫、返事があっても、否定する回答が全て、100%だった。
東日本大震災の発生を予想できなかったのは、あんたらに占いの能力があるわけではない単なるホラ吹きだからである、とは、馬鹿を追い込むのも哀れだし武士の情けで記載しなかったけどね。

傘かしげについて一言。

ちょっとツイッターでつぶやいたんだけど、傘かしげを真面目に実行すれば、肘と肘が触れ合うような気がするのだが、いかがだろうか。

まぁそれはいいでしょう。
江戸時代に高価な傘を持った人たちが、「傘かしげ」をしなければすれ違えないほどの貧しい人たちの住んだ長屋のあった狭い路地(恐らく幅が六尺、約180cmの通路)をどれだけ利用したのかも分からないが、それもよろしい。

仮にそういうところですれ違う場合、以前にも述べたかもしれないが、通常は身分の低い人、あるいは年少者が道を譲ることになるのが儒教倫理がある程度浸透した江戸時代には常識だったと思われる。
ある意味、「傘かしげ」的な行為があったとすれば、両者が道を譲ることを拒否することから発生したのではないか。
これがいわゆる江戸しぐさ的な麗しき庶民道徳で薦められたものだろうか。極めて疑問である。
しかも、そういう狭い場所で「傘かしげ」すれば、通路の外側、民家の軒先に水が流れ落ちることになってしまうではないか。当時の庶民は、家の軒先で物を販売していることもしばしばあったんだけど、そういったものが濡れることに関しては、「江戸しぐさ」的にはOKだったのか。
実にナンセンスですよね。

産経新聞(笑)の特別記者だという田村秀男氏の妄言(笑)はこちら。

http://tamurah.iza.ne.jp/blog/entry/3091415/


この記事が書かれた日から数日経った今日も日経平均は暴落したので、馬鹿に追い討ちをかけるようで申し訳ないが、仕方が無い。

『もともとアベノミクスを冷ややかに見ていた国内一部大手メディアが「それみたことか」とばかりはやしたて、「アベノミクス失敗の前兆」という中国紙に唱和した。』

いわゆる左翼的(としておきます)なリフレを信仰していない人は少なからずおり、そういう人たちは当然アベノミクスを冷ややかに見ているわけで、それを『中国紙に唱和』などとほざいているのはさすが産経クオリティと言ったところか。


『株価乱高下の仕掛け人はヘッジファンドなど海外の投機筋である。そもそもマーケットには投資家たちの不安心理からくる「揺らぎ」が付き物で、一本調子での相場の上昇はヘッジファンドなど投機筋につけ込まれやすい。』

株価乱高下の仕掛けがヘッジファンド?ということは、下落だけでなく上昇もヘッジファンドのせいだと認めるんですかね。(私はそうは思わないけど。)
失礼ながら学問的な裏付けの乏しい政策を持て囃したことが原因で、根拠なきプチバブルが発生したのではないか。

『もともと日本の株式市場には特有の脆弱性がある。本欄でも以前からしばしば指摘しているが、日本株価は極めて単純な法則に支配されている。円高は株安、円安は株高、というもので、ウォール街の投資ファンドがコンピューターの日本株の自動売買プログラムに組み込んでいる。』
ホンマかいな。って言うより、そこまで投資ファンドとやらは単純ではありません。
『円高は株安、円安は株高』の『自動売買プログラム』って、こんなにも幼稚すぎるファンドが21世紀に果たして存在するだろうか(笑)。
田村秀男が脳内でくだらないことを妄想するのは勝手だが、他人を無知呼ばわりするのはあまりにも恥ずかしく滑稽なことなので、やめた方が良いですよ、と忠告しておこう。

またもや誤報•虚報っぽい産経新聞の記事。

http://blogos.com/article/63192/?axis=b:35342

この検証記事に指摘されている部分ももちろんおかしなことだ。ただ、おかしなことはそれだけではない。
よく考えてみよう。何故北朝鮮が漁船を標的にして漁業従事者を拉致する必要があるのだろう?
言ってみれば、行き当たりばったりの作戦である。
何らかの優れた技能を持った人を拉致するのならともかく、漁業従事者ですよ。
別に漁業従事者を馬鹿にしているわけではないが、わざわざ各種の危険を犯してまで拉致する必要があるのか。
しかも今回の場合、ただ拉致するという目的であれば、5人のうち1人を除いて海に沈めたという行動も意味不明。

今回のソース元は脱北した元北朝鮮人民軍元幹部の証言だということだが、脱北者の証言といえば、安明進の事例でもわかるように信頼性に乏しいものが少なからずあることだけは認識しておくべきだろう。


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