無楽斎の極小右記

日々の雑感や読んだ本のこと、また西荻窪 をメインとした杉並区とその周辺の街歩き情報を中心にアップします。

2012年12月

今年1年を振り返って、として長文を書きたいところだが、もう今年が終わってしまいそう(笑)。
昨年に引き続き、プライベートでは様々なイレギュラーが発生したし、来年も当分はこの状況が続きそうで頭が痛いところだけど、まぁなるようにしかならないかと諦めている。


本来は、正月に読むべき本、やら、今年を振り返って(政治・経済・社会関係などについて)、といったところを書くつもりだったが、新春早々の記事を書くのに手間取ってしまい、未だ手付かずの状態である。来年になってから、昨年を振り返ってみますので、どうぞよろしくお願いします。

では、体に気をつけて、良いお年を。

(新春の最初の記事と2発目の記事は間もなくupされますので、よろしくお願いします。)

以前の記事

http://murakusai.doorblog.jp/archives/20019084.html

で批判した太田成男さんからご丁寧なご指摘があった。
実にありがたいことで、謝辞を申し上げたい。

もう一度ここに再録します。

「ご指摘ありがとうございます。
 講演するときは相手を考えてすべきです。一般の方を対象とするときと、科学的知識が豊富で十分判断力がある方々を対象とするときは自ずから言い方も内容も異なります。ミトコンドリア病患者家族の会では、毎年2回勉強会をしており、会員は科学的な知識と判断力は信頼できるまでに達しています。また、ミトコンドリア病は治療薬として認可されているものは皆無であり、科学的根拠が不十分でも副作用が少ない物は情報発信すべきであると考えています。私の講演が軽卒というなら、患者さんのために何もすべきでないということになってしまいます。また、私は患者家族の会の顧問です。各々の場合毎に判断しなければならないことが多く、全部をひっくるめて同じような対応はすべきでないと思います。講演会では、クロレラの副作用については話さなかったので、追加の情報と今回のブログで情報発信しました。
 水素に関しては、英文の学術論文が250報も出版されています。動物実験だけでなく、患者さんへの効果についても論文が多数出版されています。学会レベルでは、私は数多くの学会へ招待されて講演をしてますし、水素の効果の研究が学会長賞を受賞するなど高く評価されています。最近は、慶応義塾大学からの公式プレスリリースされています。さらに、最近の高名な国際科学誌の総説では、「この5年間で水素治療は最も魅力的な治療テクノロジー」と紹介されています。
 社会に対しても正しい情報を発信していく予定ですので、よろしくお願いします。
日本医科大学 太田成男」

大変ありがたいご指摘なのだが、いろんな疑念が更に浮かんできたのだ。
まずは水素水について。

私は水素水に関する論文が多数出版されているということは知らなかった。ご教示ありがとうございました。

さて、そうなると別の疑問が浮かんでくる。
「動物実験だけでなく、患者さんへの効果についても論文が多数出版されて」いるのであれば、何故医薬品として販売しないのだろうかという疑問だ。
世の中には、例えば“お茶のカテキンが癌の予防に効果がある”といったような健康食品食材に関する「研究」が数多く行われている。しかしながら、そのほとんどが、その後新薬の材料として用いられることもなく、いわゆる健康食品業界のPRに利用されるだけの結果となっている。

「水素水」はこれら他の“健康食品食材”とは違うレベルでの効果が実証されているのだろうか。もしそうであるなら、週刊誌の怪しげな“健康食品愛用者の声”的な記事ではなく、きちんとした研究結果を引用した著書をお書きいただきたい。その方が割高な製品を消費者が購入することもなく、医学会への貢献にもなるのではなかろうか。
もう一つ、残業ながら今回言及していただけなかったが「体内の活性酸素が水素と化学反応して水になる」というのは本当なのだろうか?実験で確かめられたことなのだろうか?


次に、クロレラの件。

私が記事を書くきっかけとなった太田さんのブログの記事も、全文引用します。

「クロレラを摂取するときに気をつけること(2012.10.9)
 先週末9月7日は、大阪でのミトコンドリア病患者家族の会で講演してきました。90分間のちょっと長い講演でしたが、皆さんたいへん熱心に聞いてくださいました。また、多くの方がこのブログを見ていてくださっている事がわかり驚きました。
クロレラ(クロレラ工業のクロレラがお勧め)を筋肉は細くなったマウスに与えると改善したので、健康食品として定着しているクロレラはミトコンドリア病の改善にも期待できるという話をしました。このことについて、クロレラの副作用はないのかとの質問がありました。クロレラには、ビタミンKが豊富に含まれていて、ワルファリンなど抗血液凝固薬の作用を低下させますので、抗血液凝固薬をつかっている場合は気をつけてください(たぶん、そのような例は少ないとおもいますが・・・)。」


クロレラというのは、ある意味、「健康食品の王様」のようなもので、多数の病気に対して効能があると錯覚させる方法(当然薬事法等に抵触する)で数多くの社会問題となってきた「食品」である。
太田さんは、マウスの実験結果のみを根拠に、ミトコンドリア病患者家族会の方に対して「クロレラはミトコンドリア病の改善にも期待できるという話を」されている。ミトコンドリア病には治療薬がないので、科学的な根拠が不十分でも紹介された、とのことで、それはそれで一つの見識である(私自身は科学的根拠に乏しいことについては安易に紹介すべきではないという立場であり、ここが噛み合わないと話は平行線を辿ることになるでしょうから、ここでは敢えて言及しません。)。

しかし、今回の講演での説明については疑問を感じざるを得ない。
特にワルファリンの件。
ワルファリン服用者はビタミンKを多く含むクロレラや納豆を摂取することを禁じられている。私は医師でも医学関係者でもないが、それぐらいのことは知っているのだけれど、太田さんは、講演会でクロレラについて話をすることが予めわかっていながら、何故副作用について調べなかったのだろう?
私はこういうところが(失礼ではありますが)軽率だと思うのだ。
またこれ以外にもクロレラについては多くの副作用が報告されている(後で引用します)のだが、それらについては言及されたのだろうか。

もし、私がクロレラについて話をするならば、以下のことには必ず言及する。

◯ワルファリン服用者は摂取厳禁。

◯市販の健康食品は主成分の他に、健康に良くないもの、他の薬品の効き目に影響を与えるものが含まれている可能性がある。薬ではないため、どういう方法で生産されているかも、何が使用されているかも開示が不十分である。

◯マウスでの実験結果しかないため、人間にとって必要な摂取量が分かっていない。人間には1日1kgの摂取が必要であるとなった場合、通常の健康食品の摂取では少なすぎて効果は無いだろうし、逆に多量にクロレラを摂取することで、別の健康被害が発生する可能性がある。

◯健康食品のみを偏食してはいけない。

◯販売会社によっては、薬事法に触れたり、マルチ紛いの営業をするなどの問題企業が少なくない。また、患者の弱みに付け込むような業者もいるので注意すること。

◯製造原価と比較すると、一般的には値段が高すぎる。

◯摂取するにあたり、必ず主治医に相談すること。

◯クロレラには様々な副作用がある。


副作用については、長いですが、以下、国立健康・栄養研究所「健康食品の素材情報データベース」より引用します。


「・通常の食品として摂取する場合には安全性が示唆されているが、他の使用法では安全性に関して十分な情報がない (64) 。
・妊娠中・授乳中の摂取に関しては、安全性に関して十分な情報がないため、使用を避ける (64) 。
・副作用としては、下痢、疝痛、鼓腸 (ガス) 、吐き気、光過敏症が知られている (64) 。喘息やアナフィラキシーなどアレルギー症状も報告されている (64) 。
・クロレラ加工品には、クロロフィルの分解産物で光過敏症 (皮膚障害) の原因となるフェオホルバイドが含まれることがあり、厚生労働省から「フェオホルバイド等クロロフィル分解物を含有するクロレラによる衛生上の危害防止について (昭和56年5月8日環食第99号)」という通知が出されている。
・C型慢性肝炎の患者は鉄過剰を起こしやすいことから鉄制限食療法が実施されるが、クロレラの製品には鉄を多量に含有するものがあり、注意が必要であるという報告がある(PMID:17048058) 。
・クロレラ含有製品摂取との関係が疑われる健康被害が報告されている。
1) 44~71歳5名 (男性1名、女性4名、日本) がクロレラ錠を15~50錠/日、3週間~1年間 (1例は摂取量不明) 摂取した後に、顔や手の甲に発疹や紅斑、浮腫が出現し、クロレラによる光過敏症と診断された (PMID:6735553) 。
2) 昭和51~55年の邦文6皮膚科雑誌から薬疹報告192例を集め分析したところ、光線過敏症薬疹46例中クロレラによるものが14例あった (1983263758) 。
3) 静岡県内の皮膚科医34病院を対象としたアンケート調査で、クロレラが光線過敏症の原因として多数あげられた (1997002387) 。
4) 75歳男性がクロレラ製品3種を1年間摂取し、皮脂欠乏性湿疹の悪化、嘔気、食欲低下を示した (2004276898) 。
5) アトピー性皮膚炎の既往歴のある17歳男性がクロレラエキス錠を30錠/日、1ヶ月間、クロレラエキスを30 mL/日、2ヶ月間服用したところ、肝機能障害を伴う皮疹の悪化と診断された (1998086482) 。
6) 68歳女性がクロレラ錠を摂取し、紅斑・丘疹型の皮疹が出現した(1998086482)。
7) スギ花粉症のある67歳女性が、内服していたクロレラによる発疹が出現、扁平苔癬と診断された (1999102794) 。
8) 74歳男性がクロレラ製剤の服用により、発熱と肝機能異常を認め、肝機能障害と診断された (1999231962) 。
9) 熱性痙攣の既往症のある9歳男児が、市販クロレラ食品を2ヶ月間摂取し、急性肝不全を発症した (1998065096) 。
10) 15歳女性が、全身倦怠感、嘔気、眼球粘膜の黄染、黄疸、肝障害を認め、内服していたクロレラによる急性肝炎と診断された (2005222152) 。
11) 職業的にクロレラに数週間程度暴露されていた44歳女性が、鼻炎や咳、痰、息切れ、喘鳴などの症状を呈し、クロレラによる職業性喘息と診断された (PMID:7972986) 。
・クロレラおよびスピルナを主成分とする製品から鉛 (0.07~0.75 ppm) 又はカドミウム(0.08~0.16 ppm) 、アルミニウム (1.27~6.77 mg/g) 、鉄 (291~959 ppm) 、マンガン (19.6~168 ppm) が検出されたという報告がある (1999118171) (1991097390) 。」



太田さんは「ミトコンドリア病患者家族の会では、毎年2回勉強会をしており、会員は科学的な知識と判断力は信頼できるまでに達しています。」と仰られていますが、年2回程度の勉強会で果たして科学的な知識や判断力が得られるのだろうか。
会員さんが受けられてきた教育、科学的リテラシーなどバラバラなのに、年2回の勉強会への参加だけで「科学的な知識」が果たして得られるのか。私は疑問である。

ここに6両編成の列車があるとしよう。

定員は各100人。1編成では600人である。

この列車には毎日定員ぴったりの顧客が利用する。

男性300人と女性300人である。1両あたり、それぞれ50人ずつ乗車するのだ。

ある日、女性専用車両が導入された。1両だけ女性専用となるのだ。

すなわち、1両だけ女性が100人乗車するのである。

となると、こうなる。残りの200人の女性は、残りの5両に乗車することになる。
すなわち、1両あたり40人の乗車、女性の一般車両への乗車は50人から40人に減少するのである。

もうお分かりだろう。
女性専用車両の導入によって、女性専用車両では痴漢被害も痴漢冤罪被害も発生することはないし、
それ以外の一般車両への女性の乗車も減少することから、痴漢被害や痴漢冤罪被害が発生する確率は減少するのだ。
何なら、車両の半数を女性専用車両にすれば更に良いだろう(笑)。


前回、差別ネットワークについて記事を書いたら、変なコメントがあったので(バカげているので再録しない)
ごく一部には支持者がいるらしいと分かった差別ネットワーク。少なくとも、メンバーはちょっとした計算すら出来ぬ馬鹿揃いであるらしい。


私は呉智英さんを勝手に師匠と呼んでいる位だから、差別を容認する立場である。
社会で迷惑行為を実行して恥じぬ馬鹿を馬鹿として差別しても当然構わないだろう。

一応彼らのウンコのようなブログへのリンクを貼っておこう。

http://blogs.yahoo.co.jp/sabetsu5555

主催者の支持者は「選ばれし者」なのだそうである。
簡単な算数すら出来ぬのに、自分達が特別だと勘違いする馬鹿、愚者としては「選ばれし者」
なのかもしれないね。

何も感想は言わない。しかしJR東海の普通列車に指定席ってあったっけ。静岡駅圏は何度も利用しているのだが…(笑)。

http://www.asahi.com/politics/update/1214/TKY201212140768.html

今後リンク切れとなる可能性もあるため、引用。
「12月14日 15:30
 自民党の安倍総裁が遊説のため、静岡県内をJR東海道線の普通列車で移動中、初老の男性に注意される。JR職員がおさえていた席に、後から乗ってきた安倍氏が座ったため。男性は安倍氏の隣に立って苦言を続ける。安倍氏はしばらく聞いていたが、「だから、すみませんって言ってるじゃないか」と怒り、その後は座ったまま目を閉じる。男性は隣に立ち続けた。」

先週日曜日に本をまとめ買いしたのは、都内の最大級書店である池袋のジュンク堂書店が中心だった。ちょっとした遠征でございます。大変疲れましたよ。
で、池袋駅構内を歩いていると、中国語らしきアナウンスが延々と続いていることに気がついた。
何を話しているのだろうと思いきや、実は東北弁(東北の何処かは不明。秋田かな?)のアナウンスで、年末の割引切符の案内だった。東北の方言と言えば上野駅というイメージがあるけれども、東京の北部在住者は比較的東北出身者が多いと聞いたことがあり、池袋でもそうなのかと納得した。

本の話

日曜日は久しぶりに書店で本をまとめ買いした。
ハードカバーの本を約15冊購入。これだけ買えば当分はこれで間に合いそう。

さて、サラリーマンが通勤電車内で読む本と言えば、通常は小説かビジネス書、あとはせいぜいマンガといったところだろうか。でも、先日見かけた若いサラリーマンが読んでいたのは、ボリス・ヴィアン 「うたかたの日々」だった。なんとまぁマニアックなことか。普通サラリーマンが読む本ではないだろう。でも偉い。文学部出身なんだろうか。実に興味深い。

産経新聞、相変わらず阿呆ですのぉ。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/korea/615277/

「日本の“右傾化”に韓国ビクビク…「竹島の日」が焦点に」

記事の内容のどこに「ビクビク」要素があるのか(笑)。

頭、大丈夫ですかね?。

もう一つはこちら。

http://www.asahi.com/national/update/1218/OSK201212180046.html

在特会というネトウヨの巨頭(笑)のメンバーが実刑判決とのこと。
ただでさえ恵まれない境遇の恨みからこういうアホアホ活動を行っているというのに、実刑判決では今後の人生真っ暗ですな。
自業自得だけど。

選挙について小ネタを。

選挙の本当の政党別投票数を反映しているのは比例代表なんだけど、自民党の得票率は約30%だ。小選挙区では、かなりの死票が発生しているのだろうし、一票の格差問題も含めて考えると、自民党の大勝とメディアが伝えている今回の結果はかなり割り引いて考えるべきだろう。そのうちにちょいと計算してみましょうかね。その前にExcelを購入しないと(笑)。


我が杉並区は東京8区で、いつも通り自営業者などの支持を受けて、予想通り馬鹿息子が当選したんだけど、意外だったのは山本太郎。
彼の政策を私は全く支持はしないが、2位(25%)の得票数だった。
この地域では、いわゆる環境派が多いのでそこそこ票を得るかもとは考えていたが、予想以上だった。何よりも驚いたのは、演説が結構上手かったこと。彼の俳優としての仕事を目にしたことはないけれど、演説の上手さには驚いた。次回選挙に出馬すれば更に多くの票を得られるのではないか。私は投票しないけど。


幸福実現党の得票数が前回よりも減少したようだ。
実際の信者数は恐らく自称している数値よりかなり少ないのではないかと思われる。こんなカルトなんてどうでもいいんだけどね。

ノアについて

元々業界自体が下降傾向にあるけれども、ここまで落ちぶれた原因を、例えば「勝ちブック」のこと等書こうと思ったが長くなるので今日はやめる。ジャイアント馬場からの伝統?である練習嫌いというのも致命的なのだが、それはファンにとっては自明のことであろう。所属レスラー(特にチャンピオン)の体型(笑)を見れば明らかだしね。

まぁ、恐らく来年の早いうちに破綻するであろう。杉浦発言が話題になっているが、あれがもしガチの感想であると仮定しよう。
普通業績が悪くなっている企業は、まずコスト高の原因である人件費を削減するために社員をリストラするのが常識である。
今回居残る筈の杉浦発言がガチであるとすると、メンバー脱退による人件費削減のメリットを上回るデメリットがあるということになる。それはレスラーが減少することでマッチメークが難しくなることが典型的な理由だろう。

最近復調傾向にある新日本プロレスはともかく、顧客数の増加が見込める状況にないノアは結局のところ、収入が増えるあても無く、人を切ろうがどうしようがお先真っ暗な状況に陥っているのである。
反社会的な人物と関わりを持ってしまったことが、この団体にとどめを刺したといえるだろう。

とんねるず…。もともと興味の無い芸人。っていうより芸人ではないな。
最近立て続けにネットで取り上げられた。

http://news.mynavi.jp/c_cobs/news/trendnews/2012/12/32.html

今も人気?若い人は誰それ?というところではなかろうか。

一方ではこの記事。

http://shukan.bunshun.jp/articles/-/2057?page=4


こっちの方が実態にあっている。

たまたまYahooを見ていたら、

「S&Pジャパンに業務改善命令、格付け管理体制に不備=金融庁」の記事が。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121214-00000107-reut-bus_all

Yahooコメンテーターの皆様による見当外れというか、アホアホコメントは例によって無視するとして…。

普通、ある金融機関が金融庁から業務改善命令が出されると、他の金融機関は、再発防止策が金融庁に受理されるまで処分された金融機関とは取引を行わなかったりすることが多いのだが、格付け会社については殆ど代替が効かない、いわば利用しないわけにはいかず、どう対応すればいいんだろう…?

と考えていたが、よく読めば記事の末尾に、

「S&Pは同日、顧客や市場関係者に迷惑をかけたことを陳謝するとのコメントとともに、代表取締役の月額報酬の半減(3カ月間)と関係した役職員の減給処分を発表した。監視委から指摘された問題点については、再発防止策をまとめ金融庁に報告したほか、策定した再発防止策の実効性を定期的に検証するとしている。」とあった。

再発防止策は既に報告済みなのね…。影響が大きすぎるからそりゃそうだろう。

久々に、産経新聞の記事を嘲笑しよう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121209-00000552-san-pol

基本的な内容はまぁどうでも良い。そうかもしれないし、そうでないかもしれないという、単なる憶測記事である。

滑稽なのは最後のほう。

「北朝鮮は10~22日の間に「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイルを発射すると予告し、世間の耳目はそれらに集中している。北に「あわよくば日本に伝染病を…」という目論みがあったかもしれない、謎多き「漂流事件」はかくして闇に消えていく運命にある。(政治部編集委員 高木桂一)」

日本に伝染病を流行らせるために、一艘の木造船に複数の遺体を載せて…ってバカバカしくて最後まで書けない。何と非効率的で滑稽な作戦なのだろう(笑)。日本ではなくて中国だとか、北朝鮮自身の別の海岸に打ち寄せられる可能性だってある(どう見たって、可能性はその方が高い)ではないか。産経新聞の記者って、北朝鮮に都合の悪そうな妄想であれば、その信憑性は考えず、適当に垂れ流しても社内的には問題ないのだろうか?読者もおかしいと感じないんだろうか?読者はバカにされていると思わないのだろうか?私は産経の記者はもちろん、読者もバカにするし軽蔑する。
所詮三流新聞だから仕方がないのかもね。いつも思うのだけど、産経新聞の愛読者の顔が見たい。

森喜朗元首相、思ったとおり大学入学も就職も公平な試験の結果ではなく上げ底のいわば情実選考の結果だったのだと正直にも日経「私の履歴書」で告白。
彼のクオリティーから容易に想像できたことではある。早稲田より慶応の方が「貴人枠」が広いと言われているが、早稲田でも結構昔からあれだったんだと納得。
失笑。

評論家の呉智英さん、私は勝手に師匠と呼んでいる呉先生が立て続けに出版された著書を立て続けに読んだ。
その本は「知的唯仏論」と、「吉本隆明という「共同幻想」」

前者には、「つぎはぎ仏教入門」という、読書好きだけでなく、仏教関係者にも注目された本が前提としてあり、宮崎哲弥氏との共著となっている。

今はちょっと酔っ払っているので、書評はしないが、両書とも読んで損はないとだけ記しておこう。ちなみに「知的唯仏論」の方は対談本なので読みやすいように錯覚してしまうが、仏教の基礎知識がないと悪戦苦闘してしまうことは覚悟していただきたい。

東スポの記事より 『小橋、解雇へ――。プロレスリング・ノアの鉄人・小橋建太(45)に戦力外通告が出されていたことが3日、本紙の取材で明らかになった。
 ケガで長期欠場中の小橋は現役続行を希望していることから、来年からはフリーとして復帰を目指す。小橋は腎臓がん、さらにはひざやひじなどの負傷による欠場を繰り返しており、ここ数年は年間を通じてのシリーズ参戦が不可能という状況が続いていた。小橋はこの日、本紙の取材に対し「今は何も話せない…」とだけコメントした。
 さらに秋山準(43)、潮崎豪(30)ら主力5選手が11月30日までに、来年1月からの所属契約を結ばない意思を、団体側に伝えていたことが判明。総勢6人のトップ選手が年内をもって団体を去ることが決定的となり、来年旗揚げ14年目を迎えるノアは、最大の危機を迎えることになる。』

ここ数年、プロレス団体、格闘技団体にとって冬の時代が続いている。
特にプロレスリング ノアは、地上波放送の打ち切り、社長の死亡事故、リングサイドでの顧客の怪我に伴う訴訟、詐欺問題と、企業として存続していること自体が奇跡だとしか思えなかったのだが、ようやくというか、沈みかけた船からネズミが逃げ出すことになるようだ。
小橋は会社側からの解雇ということだが、他のレスラーは会社と契約を結ばないとのこと。
フリーとして契約すれば取り敢えず給料(ギャラ)の遅配はないだろうし、他の団体にも気兼ねすることなく上がることができるから、とっとと見切りをつけたということだろう。ひょっとすると、給料の遅配が始まっているのかもしれない。


個人的にノアという団体には全く思い入れはない。具体的には言及しないけど、ノアの試合のスタイルが自らの首を締めたのではないかと考えている。
それにしても小橋のマシンガンチョップって(笑)。ペチャペチャと音だけで説得力が皆無…。

リバタリアンが主張するように、国家による規制はあらゆるものに悪影響を与えることは言うまでもない。

日本の政策で思い出されるのは、貸金業の金利規制。これは自民党の後藤田等や民主党が推進してきたもので、安倍晋三は珍しくも正しい判断で慎重な態度を示してきたものなんだけど、サラ金などに、一度は正当な契約に基づいて返済した借金の金利を、過去に遡って減免し、過払い金を返還させるという、近代の商取引否、資本主義そのものを否定する愚劣な政策であった。これによって、予想通り無担保の低所得者層が融資を受けることが難しくなり、また予想通り闇金融が跋扈することとなったことは言うまでもない。
誰が得をしたかといえば、弁護士や司法書士。
真っ当な弁護士は過払い金請求なんぞ手掛けないだろう(私が仕事の上で利用している弁護士事務所は1件も手掛けていない)が、「過払い請求バブル」を利用した「素敵な」方々、職業として真っ当な仕事をしている貸金業の人々を食い物にした方々の悪行(犯罪ではありません)を忘れるわけにはいかない。

先月の連休前、確か22日に新宿駅前で演説を行っている団体があった。幟には「差別ネットワーク」との記載があったので、左翼団体か?と思いつつも、興味も無いし急いでいたので立ち止まることもなく通り過ぎたんだけど、耳に入ってきたのが、「痴漢の冤罪」とか「女性専用車両」などの言葉。ん?
通常の差別に反対する団体の主張からは考えられない語句ですからね。

で、早速検索。

http://blogs.yahoo.co.jp/sabetsu5555

http://www.kouenirai.com/profile/768.htm

ネトウヨの変種だろうか?頭痛が(笑)。

女性専用車のどこが悪い?敢えて言えば、差別のどこが悪い?

http://mises.org/document/6078

民間企業がユーザーのニーズに応えてのサービスではないか。
例えば中央線で女性専用車が導入されました、で、ライバルの京王線はそれに対抗するために、同じく女性専用車を導入しても良いし、男性専用車の導入を決めても良い(そんな臭そうな車両に誰が乗るんだろう?)。民間企業が文字通り他社と「差別化」したサービスを行っているのである。ニーズがあれば、男性専用車もあるだろう。無いだろうけど。

考えてみるがよい。女性は、痴漢に襲われることも嫌だろうが、満員電車内で不潔な男性と身体をピッタリくっつけなければならないことにも不快感を感じているのだ。
女性のうち痴漢の被害を恐れている人の割合と、男性のうち痴漢の冤罪を恐れている人の割合のどっちが高いのか?
満員電車内で男性と身体をくっつけるのが嫌な女性の割合と、女性と身体をくっつけるのが嫌な男性の割合のどっちが高いのか?
言うまでもないだろう。言うまでもないからこその鉄道会社のサービスなのである。

そのうち、女子高に男子が入学できないのは男性差別とか、ホテルのエグゼクティブフロアは貧乏人への差別とか言いかねないね。
恐いもの見たさで一度見て見たい気もするが。

でも通勤電車で、列車の運行を妨害する行為は辞めた方がいいだろう。腹を立てた別の客に殴られるぞ。

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